政策提言・要望

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東京の観光復活に向けた産業・地域振興に関する重点要望について

2022年7月14日
東京商工会議所
地域振興部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)は、本日開催の第748回常議員会において、観光委員会(委員長:田川博己副会頭・JTB相談役)がとりまとめた標記要望書を別紙の通り決議しましたので、お知らせします。

 新型コロナウイルスは再び感染拡大傾向にあり、依然として予断を許さない状況ではあるものの、入国者数制限の緩和や外国人観光客の受け入れ再開、さらには、本年5月に世界経済フォーラムが発表した観光ランキングにおいて、日本が初めて世界1位に選ばれるなど、観光業を取り巻く環境は、一部にようやく明るい兆しが見えてきています。加えて、3年後には「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開催を控え、わが国の観光需要の本格的な回復が期待されます。こうした状況を踏まえ、本要望では、東京の観光復活に向けて、わが国のゲートウェイである首都・東京が核となり、広域な交流創造を行うとともに、訪都旅行需要の喚起や受入体制の整備・強化に向けた具体的なプランの提示を求めています。

 本要望は以下の3つの柱で構成しています。一つ目は東京と各地域の自治体・観光団体との連携による広域な交流創造(都市型観光の戦略的な促進)、二つ目は訪都旅行者の急速な需要回復に備え人手不足の解消や観光人材の育成等、ツーリズム産業の自律的かつ持続的発展、三つ目は感染の中心地としてのイメージが強い東京の「コロナマインド」の払拭(安全・安心のメッセージ発信)」等を挙げ、官民が一致団結して取り組むべき施策を東京都に要望しています。

 今後、東京都をはじめ関係各方面に提出し、要望内容の実現に向けた働きかけを行ってまいります。

【意見項目(抜粋)】

1.東京と地方との連携による交流創造(都市型観光のさらなる促進)
(1)関東圏および全国の自治体・観光団体との連携推進【新】
(2)ビジネス需要取込みによる訪都旅行促進
 ・首都・東京のプレゼンス向上に向けたMICEの受入環境整備と誘致促進
 ・ユニークベニューのさらなる活用促進・情報発信
 ・ブレジャー・ワーケーション・二地域居住の推進
(3)文化・芸術・スポーツ等を核とした都内観光の促進
(4)公的空間を活用した観光拠点の整備と高付加価値化促進
 ・都立公園・都道の活用促進
 ・水辺を活用した観光拠点の整備

2.ツーリズム産業の自律的かつ持続的発展
(1)レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)の推進
 ・旅行者と地域社会・住民との調和・理解の促進
 ・シビックプライド(郷土愛)の醸成と観光人材の育成
(2)訪都旅行拡大に向けた人材確保・育成支援
(3)快適な訪都旅行の実現に資する支援
 ・東京2020オリンピック・パラリンピック大会レガシーの活用促進
 ・スマート・ツーリズム(デジタル活用)に対する支援
 ・新たなモビリティサービスの取組支援(日本版MaaSの普及促進)
(4)観光推進体制の強化、観光統計データの整備および活用促進
(5)今後の新たなリスクに備えた観光危機管理体制の整備

3.Withコロナにおける東京の観光需要喚起
(1)旅行消費拡大に向けた取組の推進
 ・国が推進する新たな「全国を対象とした観光需要喚起策」等への早急な参画による
  地方からの誘客推進
 ・都民割の効果的な実施・運用および実施期間延長
 ・「ワクチン証明書」等を活用した外食・宿泊・レジャー・交通の積極的な需要回復促進
 ・安全・安心なナイトライフ充実に向けた環境整備
(2)国内外に向けた安全・安心な東京の情報発信
 ・「コロナマインド」払拭に向けた強力なメッセージの発信
 ・都内公共交通機関等における安全性・感染対策の情報発信
(3)観光関連事業者の事業継続支援拡充
   ~事業継続に必要な当面の資金繰りおよび雇用維持等の直接的支援~

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 八田・多田・菊地
TEL 03-3283-7658