資源・エネルギー部会（＝部会長 北村雅良・電源開発株式会社 特別顧問）は、10月15日に、（公財）地球環境産業技術研究機構システム研究グループグループリーダー主席研究員・秋元圭吾氏を講師にお招きし、講演会「企業の温暖化対策の進め方～様々な技術の役割と展望」を録画配信方式で開催しました。
　パリ協定の2℃目標・1.5℃目標、それに基づく長期戦略の達成に向け、エネルギー供給サイドでは、CCUS、蓄電池、CO2フリー水素、DACSなど、日々様々な技術開発が進んでいる点、そして、デジタル技術の進展に伴い、エネルギー需要サイドにおける需要の抑制の重要性が増しており、省エネ分野における中小企業のビジネスチャンスがますます拡大している点等、示唆に富んだ解説を数多くいただきました。
　また、経済産業省資源エネルギー庁資源エネルギー政策統括調整官・佐々木雅人氏から、「エネルギー政策の現状について」との演題で、石炭火力発電所の削減、再生可能エネルギー主力電源化、原子力発電の活用など、日本の電力システム・エネルギーをとりまく現状についてご説明をいただきました。