東京商工会議所目黒支部（会長＝相馬熊郎（(株)手塚興業社　社長））は、2月12日（水）に金融分科会（分科会長＝矢部甲子（目黒信用金庫　理事長））主催により、新春特別経済講演会「2020年の日本経済とキャッシュレス化の行方（共催：目黒区しんきん協議会）」を開催し、150名が参加しました。

　当日は、日本銀行FinTechセンターの初代センター長などで活躍し、現在は京都大学公共政策大学院教授である岩下直行氏にご講演いただきました。岩下氏は、スマートフォン決済の基本的な仕組みや世界各国のキャッシュレス事情、日本のキャッシュレス化に向けた取り組みなどについて解説し、今後のキャッシュレス化は避けられないとしたうえで、このようなインターネットを使った金融サービスにアクセスできない高齢者などに対して、新たなビジネスチャンスの可能性があると述べました。また、今後の金融機関における変化について、インターネットの活用のみならず、他の事業者とデータを共有し連携することで、利便性が高い金融サービスを提供することが可能になるとの説明がありました。
　参加者からは、「キャッシュレスの現状が良くわかり参考になった」「金融情勢の今後の見通しについて知ることができた」との声が聴かれました。

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