港区の企業状況(1)
東京23区における港区の産業
2026.02.03
事業所数・企業数の状況
日経225採用企業の本社所在地
港区には、ソフトバンク、三菱商事、三井物産、NTT、電通、キャノン、など、日本を代表する企業が本社を置いており、千代田区と並び企業集積の中心を形成している。
図表15 日経225採用企業の本社所在地(2025年10月入替時点)
出所) 日経平均プロフィルより作成
小規模事業者数の割合
経済センサス(基礎調査)に基づき、企業ベースで見た事業主体の構成では、港区は法人企業が 93%、個人事業主(雇用あり)が 7%となっており区平均(88%)と比べて法人比率が高いエリアとなっている(図表16)。
事業所ベースでは小規模事業者(従業者数0~4人の事業所)の割合を見ると、港区は 53% となっている。
これは、特別区計の56% を下回る水準であり、千代田区、中央区、新宿区と同様に、都心部の中でも小規模事業所の比率が相対的に低い区に位置付けられる。(図表17)。
もっとも、港区は事業所数自体が多いため、小規模事業者の数は一定規模存在している。
図表16 港区 個人事業主、法人の割合 他区との比較
出所) 経済センサス 基礎調査
図表17 港区 小規模事業所の割合 他区との比較
出所) 経済センサス 基礎調査
※小規模事業所は従業員数0~4名の事業所
23区内の大学および短期大学
港区は大学の集積地域でもあり、慶應義塾大学、明治学院大学、東京慈恵会医科大学、東京海洋大学(品川キャンパス)、北里大学(白金キャンパス)、芝浦工業大学(芝浦キャンパス)、東海大学(品川キャンパス) また政策研究大学院大学(GRIPS)など、多くの大学・研究機関が拠点を構えている(図表18)。
図表18 23区内の大学および短期大学
出所) 令和5年度 学校基本調査
全産業に見る、港区の産業集積
港区内事業所では、情報通信業、不動産業・物品賃貸業、学術研究・専門技術サービス業、宿泊業・飲食サービス業、そしてサービス業(他に分類されないもの)が、都内他区市町村に比べ特に多く集積している(図表19)。
図表19 産業別・都内市区町村別 事業所数構成比
出所) 令和3年経済センサス(2021年度)
また、港南、虎ノ門、赤坂、南青山といった地区も上位に位置しており、港区全体では一極集中ではなく、複数の拠点による産業集積構造が形成されている。虎ノ門・赤坂では官庁や外資系企業を含む業務機能、港南では再開発による大規模オフィス、南青山ではデザイン・クリエイティブ関連産業の集積が特徴的である。
立地面では、JR山手線沿いの新橋、浜松町、田町、品川の各駅周辺に集積が集中しており、あわせて国道246号沿いにも連続した集積がみられる。これらの鉄道・幹線道路に支えられた高い交通利便性が、港区の産業集積を強固なものにしているといえる。
図表20 事業所の集積 全業種
出所) 経済センサス(H26)基礎調査より
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