東商からの重要なお知らせ

マーケティング戦略・施策を考えるためのヒント
~まずは、ターゲットとする市場を知ることが大切です!~

2026.02.03

はじめに

孫氏の兵法の中でも有名な一節に「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という言葉があります。事業を考える場合にも、競合他社や取り巻く市場環境など周りをよく調査・分析すること、自社を深く理解することはとても重要です。今回は自社を正しく理解し、進むべき方向性を見出すための方法についてご紹介していきます。

1.市場調査・分析は最初の一歩

最初に今回の事業計画でターゲットとする顧客のいる市場を特定しましょう。その市場はどんな市場で、どのくらいの顧客がいるのか、統計情報等から全体像を把握しましょう。例えば、人口動態や産業、住宅、教育等国が保有しているデータであればe-stat(政府統計の総合窓口)を利用して無料で調査・分析することができます。出店予定の店舗の地域情報など調べて参考にすることで説得力が増します。

(1)自社を客観的に観てみる:SWOT分析

自社を客観的に観るためのツールとしてお薦めなのがSWOT分析です。SWOTとは、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの単語の頭文字をとったものです。SWOT分析は、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を整理・分析するためのフレームワークです。「自社のことは自分が一番わかっている」と思いがちですが、なかに永くいると見えなくなっていることもあります。ぜひ一度第三者になったつもりで、冷静に自社を見つめてみることをお勧めします。SWOT分析は、客観的に自社を観た結果をまとめるツールとして最適です。一人で作成してもよいですが、可能であれば従業員の方や、支援者等周りの人を巻き込んで、ワークショップ形式で作成されると新たな気づきも生まれ効果的だと思います。

  • 自社の強み:自社の競争上の優位点や顧客から高く評価されている点など
  • 自社の弱み:自社の改善が必要とされる点などのマイナス要因
  • 市場環境の機会:外部環境の中で、自社に有利に働く要因、世の中のトレンドなど
  • 市場環境の脅威:外部環境の中で、自社に不利に働く要因、世の中のトレンドなど

事業計画書は数ページに渡るため情報量が多くなりがちです。上記のような図表でまとめると一目で理解しやすくなります。

(2)誰のための商品/サービスかを考える:ターゲットの明確化

次に自社の製品・サービスは誰をターゲットにしたものなのかを考えましょう。よく「対象者を広げることで売上を上げよう」と考え、「全ての人がターゲット」とおっしゃる方がいますが、ターゲットを広げすぎると、特徴がなく価格競争に陥りやすくなります。自社製品・サービスの強みから、「こういう人には絶対に喜んでもらえる」というターゲット像を明確にしましょう。ペルソナという手法を用いるのもよいと思います。具体的に想定した顧客が喜んで指名買いしてくれる商品・サービスへの改良や具体的な販売方法を考える手掛かりとなります。
※ペルソナ:商品やサービスを利用する典型的な顧客像。実在する人物のように細かく描き出したユーザー像。

(3)マーケティング戦略立案のための分析:3C分析

3C分析は、自社の現状を把握するために活用されるフレームワークで、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの要素で分析します。

  • 顧客(Customer):顧客のニーズや購買行動、価値観などを把握します。
  • 競合(Competitor): 競合となる企業を特定し、自社が優位に立てる差別化ポイントを明確にします。
  • 自社(Company): 自社の経営理念・ビジョンや製品・サービスの特徴、技術力、人材・組織力などを客観的に分析します。

2.自社の強みを活かす

上記のフレームワークを使って自社の強みを導き出せればよいのですが、なかなか思いつかない、見つからないという方は以下のような方法も試してみてください。

(1)自社の強みの見つけ方:

①顧客からよく言われるお褒めの言葉を思い出してみましょう。
②友人や家族に思わず自慢したくなる自社の良いところは何ですか。自分では当たり前と思っていることが、実はあなたの会社の強みかもしれません。

(2)自社の強みの活かし方:

自社の強みが見つかったら、その強みを顧客ニーズに沿うように改良を図りましょう。今持っている強みを深堀してより強く。または周辺に広げて強みの幅を拡大するのもよいでしょう。自社の強みをより磨き上げることによって競合他社との差別化を確固たるものとできれば、価格競争に陥ることなくビジネスを展開していけるはずです。

おわりに

今回申請に至った背景となる、現状分析がしっかりできているかどうかは大変重要です。公募要領の審査の観点にも、 “自社の経営状況を適切に把握し、自社の製品・サービスや自社の強みや弱みも適切に把握しているか。”との記載があります。自社の現状を適切に把握した上での効果の高い補助事業計画であることが求められています。加えて、SWOT分析の図表化や、強みとなる商品などが一目でわかる写真などを挿入するのも効果的です。また、“自社の強みや弱みを踏まえているか。”“対象とする市場(商圏)や顧客ニーズを捉えたものとなっているか。”との記載もありますので、一歩引いて自社を客観的に分析し、ターゲット顧客に適切に自社の強みを訴求できる補助事業計画を作り上げましょう。

一覧ページへ戻る

港支部への
お問い合わせ

ご相談・ご質問などございましたら、
お気軽にお問い合わせください

メールでのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

お電話でのお問い合わせ

港支部へのアクセス・地図

〒105-5105
港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館5階

JR

JR(山手線/京浜東北線)・東京モノレール浜松町駅と直結
浜松町駅からのアクセスはこちら

地下鉄

都営地下鉄(浅草線/大江戸線)大門駅(B5出口)徒歩5分
大門駅からのアクセスはこちら

pageTOP

pageTOP