東商からの重要なお知らせ

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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2014年)の内容です。

第12回 特別賞

東京ブラインド工業株式会社

新着情報
2022.11.2
吸音アコースティック®カーテン・吸音アコースティック®シェード新発売!
代表者名
代表取締役社長 櫻井 武志
所在地
東京都港区白金3-9-15
創業
1949年(昭和24年)
従業員数
15名
資本金
3,000万円
事業の
概要
各種ブラインド・間仕切りの製造・販売・保守・修理サービス
ホーム
ページ
https://tokyo-blinds.co.jp/
受賞理由

●国内で初めて国産杉の木製ブラインドの開発に着手、商品化を実現した。あくまで国産材にこだわり続け、自然塗料仕上げなど製品のクオリティも向上させながら、ブラインドメーカーとしての地位を確立したこと。

●マーケットそのものが確立しているとはいえない「吸音」という機能を備えたパーティション等の開発・商品化に挑戦。『室内音環境を快適にする』新市場の創造に取り組み、独自性を高めた経営を行っていること。

企業紹介

 汎用ブラインド市場は過去と比べ市場全体が縮小、企業数も激減しており、現在は大手3社による寡占が続いている。同業他社との価格競争が厳しく、同社の経営も厳しい状況に置かれていた。
 そんな厳しい経営環境の中、ある建築設計事務所から「国産杉木製ブラインド」の開発を依頼され、これをチャンスと捉えた。天然木のブラインドは、羽に木を使用するため窓に面する側が日光に曝されることから歪みが生じやすく、商品化が困難で他社が取り組んでこなかったからだ。試行錯誤を重ね、平成10年に商品化を実現し、その後もブラインドの羽に自然塗料を使うなど商品の改良も重ねていくことで製品の評価を高めていき、発売からこれまで販売した国産杉木製ブラインドは累計約1,500台以上にのぼる。日本全国の著名な公共施設・病院・商業ビル・店舗・ホテル・個人邸など様々な建物に使用されており、同社はブラインドメーカーとしての地位を確立していった。
 そして、同社の挑戦は「室内の音環境」という新たな分野にも広がった。建物の外からの騒音については侵入の防止が図られているものの、室内の音環境に関しては、マーケットが未だ確立されているとは言い難い。しかし、社長はあえて「室内の音環境における悩み」という潜在的なニーズに挑戦しようと考えた。それから、吸音ブラインドの開発には9年もの月日を要し、平成21年度・新連携事業に『吸音ブラインドの事業化』が認定された。この実績をベースに吸音パーティション・吸音パネルなど関連製品の開発も行い、現在“吸音商品を利用した室内音環境をより快適にするビジネス”を展開している。今では、オフィスにおいて吸音製品の設置により静寂な室内を実現できただけでなく会話の明瞭度が向上したとの評価や、家庭用としても引き合いがくるようになり、また最近では吸音製品の開発が行政にも認められるようになった。「室内音環境を快適にする」新市場は大きな成長性、社会性があり、同社の音響コンサルタントとしての「勇気ある挑戦」はこれからも続く。

  • 国産杉の木製ブラインド

  • 吸音パネル“フェルトーン”

  • 他人の会話がきこえにくくなるパーティション

受賞コメント

 この度は、第12回勇気ある経営大賞特別賞をいただき、誠にありがとうございます。国内初の国産杉と環境に配慮した自然系塗料を使用した木製ブラインドを開発・商品化したこと、また、『室内音環境を快適にする』新市場を創造すべく「吸音」に着目した製品を開発・商品化し続けていることを評価していただき、大変嬉しく存じます。今後、新市場の創造に取り組み、より多くのお客様にご満足いただけるよう、邁進してまいります。
(東京ブラインド工業株式会社/櫻井 武志 社長)

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