東商の活動

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「福島県会津地方視察会」を実施しました

2015年2月14日
東京商工会議所
地域振興部
会津若松商工会議所との意見交換会の様子とほまれ酒造での唐橋会頭との懇談の様子(左下)

会津若松商工会議所との意見交換会の様子とほまれ酒造での唐橋会頭との懇談の様子(左下)

会津絵ろうそくまつり

会津絵ろうそくまつり

高柴デコ屋敷にて

高柴デコ屋敷にて

 東京商工会議所震災対策特別委員会(委員長:佐々木隆副会頭・ジェイティービー相談役)は、2月13日と2月14日の2日間で福島県会津地方(会津若松市・喜多方市)へ、佐々木隆副会頭・震災対策特別委員長はじめ総勢24名による視察会を実施しました。

 
 本視察会は、福島県会津地方の原発事故による風評被害からの復興の現状を意見交換や現地視察を通じて把握し、今後の継続的支援に繋げていくことと、観光客が少ない冬の閑散期に訪れることで観光消費により支援することを目的として実施しました。

 初日は、会津若松商工会議所(宮森会頭ほか)と意見交換会を開催し「平成25年は、NHK八重の桜の効果で、観光客が震災前まで回復したが、その反動が現在来ている」「福島産品を購入したいかという消費者アンケートにおいて、約3割が購入したくないという結果を各マスコミが報道した影響でせっかく戻りつつあった観光客や農産物の販売に大きな影響が出ている」「修学旅行を中心とした教育旅行の受入数は、まだ震災前の半分程度である」など発言があり、まだ想像以上に風評被害の影響を受けており完全復興には至っていないと説明がありました。

 続いて、冬の観光振興の目玉として平成12年から実施している「第16回会津絵ろうそくまつり」を視察し、冬の会津の魅力を体験しました。

 翌日は、喜多方市の「会津ほまれ酒造」「喜多方冬まつり商工フェア・そばフェスタ」を視察しました。視察の案内をしていただいた喜多方商工会議所の唐橋会頭からも「喜多方市は、いまだ風評被害の影響を受けており、教育旅行を中心にまだまだ回復はしていない」と発言がありました。

 2日間の視察を終えて、参加者からは「会津地方は、安全安心である事を伝える義務がある」「東京商工会議所が一体となって、観光を含めて色んな支援策を講じる必要がある」といった声が聞かれました。

 今回の視察会で得られたことは、今後の要望や被災地支援策に反映させてまいります。




以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 杉崎、矢吹、寺居
TEL 03-3283-7621
FAX 03-3283-7633