東京商工会議所は平成２６年１１月２８日（金）から２９日（土）にかけて、第5回被災地支援ボランティアツアー（福島県南相馬市）を実施し、３０名が参加しました。

　活動場所は、昨年、一昨年に引き続き、福島県南相馬市小高地区です。同地区は一昨年４月に警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域に見直されたものの、復興活動が遅れており、特に支援が必要とされる地域です。

　１日目は、６名と２４名の２グループに分かれて作業をいたしました。
　６名のグループは、家財の搬出とブロック塀の解体作業を行いました。立ち会いされた被災者の方より感謝のお言葉もいただきました。
　２４名のグループは、震災後に野放しになった牛や豚によって荒らされた民家の柵の撤去、草木の剪定と除草、瓦礫、ゴミの再分別を行いましまた。分別を行ったゴミは、トン袋（1ｔ）１７袋にものぼりました。

　２日目は、３０名全員で、民家のビニールハウスの５棟の解体作業、チェーンソー、草刈機を使っての樹木の伐採、剪定作業を行いました。この日は、あいにくと朝から雨模様で、雨が降りしきる中、雨合羽を着用して作業を行いました。

　作業終了後には、南相馬市ボランティア活動センターの松本センター長から、感謝のお言葉と今後も継続して協力していただきたいとお話をいただきました。

　参加者からは、「現状を目の当たりにしてみて、この地区は全く復興が進んでいない」「今後も継続的な支援が必要」「現地の状況を周囲に伝えることで、復興支援の輪を少しでも広げたい」といった言葉が多く聞かれました。


　東京商工会議所では、継続して被災地を支援して参ります。