東商の活動

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「東北・三陸地方視察会」を開催しました

2014年8月20日
東京商工会議所
地域振興部
新生大船渡魚市場の展望デッキにて

新生大船渡魚市場の展望デッキにて

気仙沼商工会議所との意見交換会

気仙沼商工会議所との意見交換会

陸前高田奇跡の一本松

陸前高田奇跡の一本松

 東京商工会議所震災対策特別委員会(委員長:佐々木隆副会頭・ジェイティービー相談役)は、8月19日と8月20日の2日間で東北・三陸地方へ、佐々木隆副会頭・震災対策特別委員長はじめ総勢27名による視察会を開催しました。
 本視察会は、三陸の沿岸部でも特に被害が甚大であった大船渡、気仙沼両市の復興状況と課題を意見交換や現地視察を通じて把握するとともに、今後の継続的支援に繋げることを目的として実施しました。

 初日は、大船渡商工会議所(齊藤会頭ほか)と意見交換会を開催し「水産業は震災前のレベルに追いつきつつある」「一方で商店街は土地の問題もあり復興が遅れている。商店街の復興なくして完全復興はない」と等の声が聞かれました。

 続いて、菅原気仙沼市長、気仙沼商工会議所(菅原会頭ほか)との意見交換会・懇談会を開催し、「水産加工業は、水揚げ量は約7割近くまで回復したが、震災前の水準に戻すには、冷凍設備や販路の回復が遅れており、これからが課題である」「今後は、気仙沼の基幹産業である水産と観光をうまく融合させた観光産業を発展させたい」などの発言がありました。

 また、甚大な津波被害を受けた陸前高田の「奇跡の一本松」や大船渡、気仙沼両市の復興のシンボルとも言える魚市場や盛土・嵩上げの状況を視察しました。

 参加者からは「見聞きしていた以上に復興は遅れている」「より一層継続的な支援が必要」といった声が聞かれました。

 今回の視察会で得られたことは、今後の要望や被災地支援策に反映させてまいります。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 杉崎、矢吹、寺居
TEL 03-3283-7688
FAX 03-3283-7633