東京商工会議所工業部会は、7月14日に講演会「成功事例から学ぶ　中小企業のイノベーション」を開催し、工業部会所属議員、会員の123人が参加しました。

講師の富士市産業支援センターf-Biz（エフビズ）センター長の小出 宗昭 氏は、これまでの産業支援経験から、中小・小規模事業者から寄せられる相談の大半は、売上に関することであるとし、その解決には、販路拡大、新商品・サービス開発、新分野進出の３点がポイントだと述べました。これらを実現するためには、真の強みを活かすこと、ターゲットを絞ること、コラボレーションすることの３点が重要であるとし、実際の相談事例を提示しながら、各社の具体的な取り組みについて説明がありました。
地域の中小・小規模事業者には大きな可能性がある一方、座して待つだけでは厳しい状態であることも事実であると指摘し、各社がその状態を脱するために必要なことは、イノベーションであり、小さなイノベーションを起こし続けることが大切であると参加者にエールを送りました。

参加者からは、「自社に対し、多様な視点を持って見ることが重要だと改めて感じました」、「自社の真のセールスポイントを見出すための行動をすぐに起こしたいと思います」といった感想が寄せられました。

今後も工業部会では皆様のビジネスに役立つ情報提供をしていきます。