東京商工会議所国際部に事務局をおく日西経済委員会は、2013年６月１１日・１２日の二日間、スペインのマドリードにおいて第２３回日西経済合同委員会を、両国経済界から３４２名の参加を得て開催しました。

今回の会議は、支倉常長による慶長遣欧使節団派遣から４００周年に当たる２０１３年から１４年にかけて開催される日本スペイン交流４００周年記念事業の一環として、交流年名誉総裁であられる皇太子徳仁親王殿下ならびにフェリペ皇太子殿下ご臨席のもと、約１０年ぶりに開催されました。
委員会の活動再開に伴い、開会式においてスペイン商工海運会議所最高評議会と日本商工会議所による覚書への署名式を行いました。１９７８年に委員会設置のため締結した規約を改訂するものであり、委員会の活動目的に「他国市場での両国企業の協力推進」を加えるなど、実態に即して改訂したものであり、両国皇太子殿下からは両国経済委員会に対するご祝辞を賜りました。
全体会議では、「アジア（日本）及び欧州（スペイン）の経済見通し」「日本・スペイン企業の第三国市場での事業展開」「中小企業ビジネスの活性化」について議論しました。
閉会式では、今後、合同会議などを通じて両国経済界の交流を更に緊密化することを確認する共同声明が採択されました。