「企業の人材育成担当者による新入社員・若手社員・中堅社員に対する意識調査」の集計結果について
東京商工会議所
人材・能力開発部 研修センター
東京商工会議所(小林健会頭)は、企業の人材育成担当者による新入社員・若手社員・中堅社員に対する期待や指導・成長に関する事項を把握するために標記調査を実施し、結果を取りまとめました。
集計結果は、各事業所において参考にしていただくとともに、当所の事業運営に活かしてまいります。
【 調査結果概要】
【調査結果のポイント】
〇社会人1年目の新入社員が入社時点までに身につけて欲しいスキル・知識 ③ページ
・「ビジネスマナー(64.2%)」、「パソコンスキル(53.3%)」、「電話応対(23.9%)」といったビジネスの基礎的なスキル・知識を挙げる企業が多い。また、新規回答項目「生成AIに関する知識(5.3%)」を挙げる企業は少ない結果となった。これは、業務効率化に資する生成AIの活用よりも、社会人としてのビジネス基礎スキル・知識を重視することが伺える。
○「理想の新入社員」のイメージに近い有名人・著名人 ⑦ページ
・芸能界・文化人、スポーツ界からそれぞれ1名尋ねたところ、芸能界・文化人の1位は芦田愛菜さん、スポーツ界の1位は大谷翔平さんとなった。
〇管理職候補の中堅社員の管理職への育成に関する企業としての課題 ⑩ページ
・「管理職になることを希望する中堅社員が少ない、以前よりも減った(34.5%)」、「上長の育成力・指導意欲が不足している(32.1%)」、「管理職候補になる人材が育っていない・対象者がいない(29.7%)」を挙げる企業が多い。
〇管理職候補の中堅社員が管理職になるにあたり特に身につけて欲しいスキルや知識 ⑪ページ
・「後輩・チームメンバーの指導・育成力(47.7%)」、「業務管理・進捗管理能力(46.4%)」、「課題解決力・問題解決力(36.9%)」を挙げる企業が多い。
【調査概要】
(1)調査期間:2025年3月3日~3月21日
(2)調査方法:Webアンケートシステムを利用
(3)調査対象:2020年4月から2025年2月の間に当所(事務局:人材・能力開発部 研修センター)が実施した研修講座を利用した企業5,777社
(4)回答数 :377社(回答率:6.5%)
「企業の人材育成担当者による新入社員・若手社員・中堅社員に対する意識調査」の集計結果
※当センターが実施する研修講座の情報は下記をご参照ください。
東京商工会議所
人材・能力開発部 研修センター
担当 菊谷・柴田・中島
TEL 03-3283-7650