東商の活動
第3回「国際文化都市東京」の実現に向けた研究会 上野視察会を開催しました
東京商工会議所
地域振興部
「国際文化都市東京」の実現に向けた研究会(首都圏問題委員会・トラベル&ツーリズム委員会・東京の将来を考える懇談会による合同設置)は、11月13日に上野視察会を開催しました。
本研究会では、歴史文化区域の形成による地域経済の活性化を目標に掲げ、「街なみ・景観整備の推進・展開」や「歴史・文化等の地域資源を活用したインバウンド誘客」を研究テーマに活動を展開しています。
今般、歴史文化区域形成に向けた取組みの一環として、23 区内で最も多い 19 件の国宝・重要文化財(建造物)が集積している台東区を視察しました。
本視察会には、野本副会頭・首都圏問題委員長、田川副会頭・トラベル&ツーリズム委員長、桑山台東支部会長をはじめ、研究会のメンバーが参加しました。
まず一行は、徳川将軍家の菩提寺である東叡山寛永寺を訪問。登録有形文化財(建造物)にも登録されている本堂(根本中堂)にて、寛永寺のご住職より、寛永寺にまつわる歴史や観光に関する取組みについてご講話をいただいたのち、15代将軍・徳川慶喜が蟄居謹慎されていた「葵の間」、初代会頭・渋沢栄一翁が前妻の17回忌にあわせて建設した「渋沢家霊堂」、6名の将軍が祀られている「徳川将軍霊廟」を順にご案内いただきました。
その後、当研究会のオブザーバーでもある國學院大學 観光まちづくり学部教授の椎原晶子氏より、古民家保全に力を入れている谷中エリアにおいて、古民家における保存活用方法のあり方やコミュニティ形成、芸術文化の発信等について、解説いただきながら視察を行いました。
今後も、本研究会では歴史文化区域形成に向けた取組みを行ってまいります。
東京商工会議所
地域振興部
担当 都市政策担当
TEL 03-3283-7621