工業系ものづくり企業の事例

商談に必要なのは、具体性と柔軟性 ~ビジネス交流部イベント成功事例①~

2023年7月3日
ビジネス交流センター

年約1,000商談が行われる工業系ものづくり商談会「ザ・商談!し・ご・と発掘市」。
2022年に開催された本イベントにご参加いただいた「東亜パッキング工業株式会社」様にインタビューを行った。

きっかけは「東商新聞」せっかくの機会を無駄にはできない。


「ザ・商談!し・ご・と発掘市」に参加したきっかけは、東京商工会議所から定期的に送られる「東商新聞」に掲載された案内でした。幅広い製品の製造を行うため、日頃から受注先を探しておりました。この商談会では発注企業として参加することで、自社が商談を希望する事業者との商談が可能であり、「この機会を逃すのはもったいない」と社員同士で話し合い、商談会への参加を決断しました。

商談実績をお話しいただく中村参事と木村専務取締役

商談実績をお話しいただく中村参事と木村専務取締役

多くの企業と商談で自社の競争力UP!


「ザ・商談!し・ご・と発掘市」では、1日に10商談を行うこともあります。直近の商談会では、計3件の発注を行いました。発注金額は数万円のものから、100万円を超える発注もありました。この商談会に参加することで、自社で探すのは難しかったであろう事業者様に出会うことができました。

「高性能を支える高性能」をモットーに、様々な製品を手掛ける。

「高性能を支える高性能」をモットーに、様々な製品を手掛ける。

商談は「具体性」と「柔軟性」


商談を行う際、自社のして欲しいこと、発注案件を「具体的」に示しています。
しかし具体性が強すぎてしまうと、商談も裾野を狭めてしまうことになりかねません。
具体的な話の中でも、先方の希望に対応できる「柔軟性」を持たせることによって、多様な企業と商談を実現しています。
ビジネスチャンスはどこに転がっているか分かりません。相反する2つの性質をどう反映させるか、これが勝負所です。


東亜パッキング工業は昭和10年に『高性能を支える高性能』をモットーに、航空機用の高品質パッキングの製造を開始。
以来80数余年、時代の変化に即したお客様の製品要求に応えるべく、パッキング類の製造・販売により培った経験を活かし、プラスチック及びゴム、スポンジ、フィルム製品の販売、金属加工製品の製造・販売を行っている。また、今年2月より、ベンチャー企業の㈱IFT様が開発した「-55度 液体急速冷凍機」を同社宮城工場にて一括生産、組立をする新たな取り組みにもチャレンジしている。
会社名:東亜パッキング工業株式会社
会社ホームページ:https://toapacking.co.jp/

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所ビジネス交流センター
TEL 03-3283-7804