東京商工会議所 イノベーション・スタートアップ委員会（委員長：倉石誠司副会頭・本田技研工業株式会社会長）は12月14日、21日、慶應義塾大学にて講演会を開催しました。本講演会は、中小企業についての理解を深めてもらうこと、また、創業をより身近に感じてもらい、アントレプレナーシップを醸成することを目的に、同大学商学部・髙橋美樹教授（講義名「マネジメント各論（中小企業経営）」）と共同して、講義の一環として開催したものです。

　14日は、東京商工会議所中小企業部より、原材料・エネルギー価格高騰による中小企業への影響や中小企業支援施策の必要性についてお話ししました。

　21日は、食育をテーマとした企業向けの福利厚生・健康経営プログラム「食育マルシェ」を提供する株式会社ヴァカボ代表取締役の長岡康生氏を講師にお招きし、「何故、起業という選択をしたのか」とのテーマで、大学時代から起業に至るまでの経験や、起業したことによって得られたものなどについてお話しいただきました。また、起業する上での教訓として、現場と数字で現実を知ることや、自社（自分）の強みを知ることの大切さを語られました。
　受講した学生からは、「起業に対し難しいイメージをもっていたが、身近なところからヒントを得て社会課題の解決に取り組むという点に魅力を感じた」、「自分の経験や興味、強みをしっかり分析して、それをどのようにして社会に生かせるかを考えていきたい」などの声が聞かれました。