東京商工会議所世田谷支部（大場信秀会長・世田谷信用金庫理事長）は、区内でも特に観光資源が集中している東急・世田谷線沿線の神社・仏閣等を中心に、その周辺で立ち寄れる飲食店等のスポットを紹介する絵地図「せたがや あしまかせ」を発行しましたので、お知らせします。
　今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピックでは、馬術競技の会場として世田谷区内にある馬事公苑が利用されることとなり、同区が全国・世界規模で認知される機会となります。今後区内外からの来街者の増加が予想されるこの好機に、区内の小規模事業者を支援し、地域活性化に貢献することを目的に本絵地図を作成・発行しました。
　本絵地図は、絵地図師・散歩屋として実績豊富な高橋美江氏※1が実際にまちを歩き制作。親しみやすいイラストで分かりやすく区内の施設・スポットを紹介しています。また、まちあるきの際にどなたでもご活用いただけるよう、手のひらサイズかつワンタッチでパッと広がる「ミウラ折り※2」形態を採用しました。区内を紹介するものとして、本形態の絵地図が採用されるのは初めてです※3。併せて、紙媒体と同時にスマホを使って絵地図上を歩けるＧＰＳ機能を搭載したアプリもリリースし、スマホのアプリ利用に馴染んだ若年層も街へ呼び込むことを目指しています。
　本絵地図は７千部発行し、支部会員企業へ送付するほか、区内の駅や商業施設、他区の観光拠点や当所世田谷支部等で配布（無料で本絵地図掲載アプリをダウンロード可能）します。また、世田谷のボロ市での配布も予定しています。

※1. 高橋美江氏…グラフィックデザイナー、イラストレーターで、絵地図師・散歩屋。全国250ヵ所以上の手描き絵地図を制作し、絵地図の第一人者と称され、まちの魅力を掘り起こす作風が高く評価を得ている。
※2. ミウラ折り…東京大学宇宙航空研究所、文部科学省宇宙科学研究所で宇宙構造工学を研究する三浦公亮氏が考案した最小限の力で大きく開く折り方の技術（折り畳み方に特許）。太陽光パネルの開閉実験にも採用。
※3. 当所調べ（2021年3月）