※企業概要は受賞当時(2024年)の内容です。
廃棄される衣類を主原料とした「PANECO®ボード」を開発。 量産化に取り組み新たな需要を創出
長年にわたり家電量販店向けの店舗什器開発・デザインに携わってきたが、下請け企業として業界停滞の影響を受けており、事業転換の必要性を感じていた。
そのような中、ファッションへの関心が大きかった原社長が、大量の衣料が廃棄される「ファッションロス」を目の当たりにしたことで、この問題に向き合うことを決断。素材開発の知識はなかったが、回収した衣類から什器用ボードを製作し、店舗什器としての活用を目指した。
その後、私財を投入して研究開発を行うとともに、多くのパートナー企業の協力を得て、衣類を100%再利用したサステイナブルな素材「PANECO®」を2020年に開発。現在はさらなるファッションロス削減のため、「PANECO®」の量産体制構築や、多用途展開を視野に入れている。
「PANECO®ボード」を使用した什器
廃棄衣類を再利用した新素材「PANECO®ボード」
廃棄衣類を再利用