※企業概要は受賞当時(2024年)の内容です。
民事再生法適用の苦境から起死回生を期して、業界初となる業務用に特化したマッサージチェアを開発。普及拡大のためレンタルの仕組みや月々払いを取り入れるなど、業界の常識を覆す挑戦を行った。
当社の前身となる会社は1983年に創業、1986年に城田社長の父(現会長)が入社した。同社は家庭用マッサージチェアを扱っており、コインタイマーを付けて温泉ホテルなどに設置していたが、徐々に業績は低迷。さらに予期しない仕入先からの取引条件変更を機に、民事再生法の適用申請を決断した。
再スタートにあたって、長年取り扱ってきたノウハウを生かし、当時日本には存在しなかった「業務用に特化したマッサージチェア」のファブレスメーカーに転身することを決意。その後、様々な企業との折衝を経て、レザーや布類を簡単に交換できる設計など、業務用として必要な要素を盛り込んだ業務用マッサージチェア「あんま王」を開発した。
さらに、過去に当社が取引条件で苦労した経験から、設置先からの月々払い制度を導入するなど、業界の常識を覆すビジネスモデルを構築。2021年には、製造委託先をM&Aで垂直統合することで製販一貫体制を確立し、業務用マッサージチェア分野では国内トップシェアを占めている。
業界初の業務用マッサージチェア
進化を重ねた「業務用」の最新機種
製造委託先の株式会社相生電子(M&A)