東商からの重要なお知らせ

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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2015年)の内容です。

第13回 特別賞

株式会社ヒカリ

代表者名
代表取締役社長 高橋 一芳
所在地
東京都板橋区幸町
創業
1967年(昭和42年)
従業員数
48名
資本金
1,300万円
事業の
概要
理容師・美容師専用シザース、ネイリスト専用ニッパー開発・製造・販売
ホーム
ページ
https://www.hikari-scissors.com/
受賞理由

●先代が理容室を経営していたが、日本刀の構造(蛤刃)を取り入れたハサミを製品化できるメーカーがなかったため、ハサミの製造に進出。親子で鋼材の選択、熱処理、デザイン等、試行錯誤を繰り返して独自商品として完成させた。その大幅な耐久性の向上・使い勝手の良さから理美容ハサミの常識を一新し、さらに従来の問屋経由でなくメンテナンスを販売の条件にした代理店制度による独自販売網を確立、国内のみならず海外でも広くその製品が支持されていること。

企業紹介

 昭和33年に理想の理容ハサミをつくるために創業した企業。理容師である創業者がハサミの研究を重ね日本刀の原理を取り入れ特許(蛤刃)を取得。しかしその蛤刃の構造を実現できるメーカーがなかったため、自ら製造に乗り出す。昭和42年理容師として修行先から戻った現代表も同社の前身である(有)光刃物研究所に参画し、最適の素材の選択・焼き入れ温度や刃先の角度を求めて、気の遠くなるような実験を繰り返した。また従来の縦グラインダーから横の平面グラインダーを開発して蛤刃をつくる研磨ノウハウを獲得、手作りの職人技術を確立した。
 その結果、従来の理容ハサミが毎週3 ~ 4回研ぐ必要があったのに対し、買ってすぐ切れる、長い間よく切れ1年間研がなくても良い、という理想の理美容ハサミが完成した。しかし昭和48年に発売開始したものの、問屋・販社では扱ってくれず、全国北海道から九州まで直接理容師・ユーザーに売り込みに行った。理容師でもある現代表自らが各地を訪問し商品の実演説明を繰り返すうちに6年間が経過し、ようやく業界で知られるようになると、理容師がハサミを研ぐ苦痛から解放される商品は口コミで広がり、従来の製品の3倍以上の価格であるにもかかわらず飛ぶように売れ始めた。
 昭和60年には販売会社、(株)ヒカリ・プロダクツ・ジャパンを設立し全国の販売会社と代理店契約を結んだ、当時はどの鋏メーカーにもアフターサービスはなく売りっぱなしであったが、光アフターシステムでは、購入後3年間3回研磨無料とするとともに製造番号の打刻によりコンピューターを使った顧客管理を導入した。海外進出の際も販売代理店にセールスマン教育と研磨技術の研修を義務付けており、販売からメンテナンスまで対応できる体制を構築、ブランドイメージを高めている。
 平成13年に光刃物研究所とヒカリ・プロダクツ・ジャパンが合併し、現在の株式会社ヒカリが現代表のもと発足した。ユーザーである理容師や美容師が理想とする理美容ハサミの追求という経営理念は、新入社員にまずカットの技術を教えるほか、理容師・美容師の免許取得を会社として応援するということにも体現されている。またユーザーの声をヒントにスキバサミ、疲れにくいハサミ、手を切りにくいハサミや腱鞘炎の人でも使用できるハサミ、新たな機能を持つハサミを次々と開発・特許取得しており、業界をリードする存在になっている。

  • 同社の代表モデル

  • 素材の選択

  • トップスタイリストによるヘアーショー

受賞コメント

 当社は、理容・美容・ネイリストの「美」を創る道具として業界に貢献していると自負しております。今回特別賞を頂いたことは理容・美容業界にとっても大変名誉あることと思います。技術は常に進化し挑戦し続けなければ業界の進歩はありません。賞に恥じないようこれからも精進してまいります。
(株式会社ヒカリ/高橋 一芳 社長)

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