東商からの重要なお知らせ

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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2015年)の内容です。

第13回 優秀賞

株式会社CSS技術開発

代表者名
代表取締役 高城 雄三
所在地
東京都多摩市乞田
創業
1985年(昭和60年)
従業員数
42名
資本金
3,000万円
事業の
概要
測量サービス、測量ソフト開発・販売、測量機レンタル、土質試験
ホーム
ページ
https://www.css24.jp/
受賞理由

●当社が開発した測量用ソフトウェアをライバル会社に違法コピーされ、大きな損害を受けたが、それを機に更なる技術向上を図り、造園測量から土木・堤防測量などの新規分野へ進出し、3D スキャナ等を活用した「世の中にない技術」で事業を大きく拡大させたこと。

●5人いた全社員が退職するという危機的事態に直面。元社員によるライバル会社の立ち上げにより当社の売上が急落するも、社長自らがこれまでの経営の手法を自省して社員が働きやすい環境を構築し、約3 年を掛け売上を回復させたこと。

企業紹介

 同社は代表が前職の経験を基に造園測量業として創業した。30 年前、1 日を費やしての手計算が当たり前だった座標計算を小型コンピュータ端末で独自プログラムを作成して数十分に短縮した。創業から現在まで業績を伸ばしてきた同社であるが、これまで多くの困難を乗り越えてきた。
 創業11 年目の平成8年、代表がある朝出社すると5人いた全社員が退職していた。労働環境等に不満を持った社員が、同社近くで測量会社を立ち上げたのだった。代表はこれまでの経営手法を自省して社員が働きやすい環境を構築。約3年を掛け売上を回復させ、事業継続を図った。
 創業20 年目の平成17 年には独自開発した測量用ソフトウェアをライバル会社に違法コピーされ、大きな損害を被るなどした。代表はこれを機に奪われたシェアを奪還すべく技術向上に励み、より速く安く正確に行える様々な測量技術を次々と生み出していった。
 また、それまで事業の中心だった造園測量から土木・堤防測量などの新規分野へ進出し、その後事業を大きく拡大させた。同時に、最新機器の活用とソフトウェア開発により、効率化を進めてきた。道路を転がすだけで測量できるコロコロ測量もそのときの発明の一つだ。
 一方で車道に出て測量を行うと、危険を伴う上に交通規制による渋滞を引き起こす問題がある。国土交通省「新技術情報提供システム」に同社独自技術として登録されたMMSは、着脱可能な高精度3Dスキャナを利用した測量技術だ。開発当時は機器メーカーから「開発不可能」と言われ、価格も高く、社内の反発も強かったが、「世の中にない技術」を目指して代表自らが陣頭指揮を執り、全社を挙げて開発に取り組むことで開発に成功した。その結果、交通規制の実施や、車道に出て測量をしなくても車で走るだけで短時間(従来比1/10の所要時間)で高精度( 誤差±1 ~ 3mm) に路面の測量を行なう技術が完成した。
 過重労働が問題になりやすい業界であるにもかかわらず、今では有給休暇取得率100%以上を達成するなど、従業員のワークライフバランスの充実を図っている。社員一人ひとりとの面談を毎年3回実施し、積極的なコミュニケーションを通じて士気向上を実現した。代表は更なる技術開発と事業拡大、そして顧客と従業員の満足度向上を目指している。

  • GNSS測量機i73

  • BIM/CIMモデル作成

  • ICT活用工事-測量・データ作成支援

受賞コメント

 30年の間の様々な苦労や失敗をバネに会社が発展していきました。今までの経験が、自信に繋がっています。今回の受賞は、お客様と従業員をはじめとした多くの方々のご理解とご協力があってこそのものと深く感謝しております。
(株式会社CSS技術開発/高城 雄三 社長)

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