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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2012年)の内容です。

第10回 優秀賞

株式会社コヤマドライビングスクール

代表者名
代表取締役 小山 甚一
所在地
東京都渋谷区神泉町
創業
1957年(昭和32年)
従業員数
381名
資本金
5,000万円
事業の
概要
自動車教習所
ホーム
ページ
https://www.koyama.co.jp/
受賞理由

●時代にマッチした自動車教習所づくりに着手。25年前、校舎をカフェ・バー風に改築し、近年では教習車にBMW、ハーレーダビッドソンを導入。また、業界に先駆け女性教習指導員を採用し、女性も平等に働ける場を提供するなど、従来の自動車教習所のイメージを払拭したこと。

●社員のプロジェクト活動の一貫で、日本初の英語教習をスタート。英会話が可能な教習指導員の育成ほか、社員が自ら英語のテキストの制作に挑戦。度重なる公安委員会との交渉の末、5年の歳月を経て実現した。また、日本初の障がい者教習も社員の発案でスタートするなど、多くの外国の方・障がいを持つ方の運転免許取得に多大な貢献をしていること。

企業紹介

 もう「暗い」「怖い」「ダサイ」なんて言わせない!
 そんな従来の自動車教習所に抱きがちなイメージを払拭すべく、「明るい」「楽しい」「お洒落」をモットーに、時代にマッチした教習所づくりに挑戦したのが、このコヤマドライビングスクールだ。
 校舎はホテルのようなフロント、映像や音楽が流れるロビー、カフェのようなランチルームと「明るく」「お洒落」に改築。教習車には「楽しく」学べるように真っ赤なBMWやBMWのミニバン、ハーレーダビッドソンのバイクも取り入れた。また、業界に先駆け女性教習指導員を採用し、女性が働きやすい環境を整備するなど、その取り組みは斬新で非常にユニークだ。
 同社の挑戦はこれだけではない。進展する国際化に対応すべきという社員の提案をもとに、日本初となる英語教習に挑戦。当時、警察庁監修による英語教材や指導要領などは一切存在しておらず、一から独自に英語のテキストを制作し、専門用語が扱えるレベルまで指導員の語学能力も向上させる必要があった。度重なる公安委員会との交渉、試行錯誤の末、5年もの歳月を費やし、日本唯一の英語教習のスタートにようやくこぎつけた。
 さらに、障がいを持つ方専用の教習も日本で初めてスタート。障がいの部位または程度には個人差がある。一人一人に最善の教習を行うため、指導員のスキルアップはもちろんのこと、特殊な教習車の導入、字幕付きDVD・用語解説集を独自に制作するなど、様々な工夫が施されている。これも社員の提案の賜物だ。
 現在では、約100カ国4,000名以上の外国の方、約500名の障がいを持つ方が同社で運転免許を取得しており、多大な貢献を果たしている。
 教習生の目線に立った事業展開と社員の声を積極的に反映する経営を続けた結果、口コミで広がり、同社への入校者数は少子化が叫ばれる昨今においても、右肩上がりとなっている。
 今後は電気自動車や太陽光発電を導入し、環境に配慮した事業も展開していく予定だ。社長、役員、社員全員による飽くなき探究心の下、一丸となり、教習所をこれからも進化させていく。

  • 手話での学科教習

  • BMW教習車とレディースインストラクター

  • 英語での学科教習風景

受賞コメント

男女が共に生き生き活躍できる会社作り
 サービス・教育部門で唯一の受賞だったこと、また社員の提案を元に業界に新風を吹き込んだ点が評価され、大変嬉しい。
 受賞の原動力は社員のパワーにあることを、会社の歴史に永く残すために、賞金で「勇気ある経営大賞基金」を作り、優秀な提案を寄せた社員への報奨金のファンドにしようと思っている。3年後も我が社はCI(コーポレート・アイデンティティ)をベースに顧客満足を追求し、中国語のコースを筆頭に、お客様のニーズに合った新しい教習システムを3つ以上作る予定。また、社員満足ではプロジェクト活動をさらに充実させるほか、女性比率を現在の31%から40%まで、女性幹部を8名まで引き上げ、男女がともに生き生きと活躍できる会社作りを進めていく。
(株式会社コヤマドライビングスクール/小山 甚一 社長)

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