東商からの重要なお知らせ

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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2009年)の内容です。

第7回 特別賞

株式会社環境経営総合研究所

代表者名
代表取締役社長 松下 敬通 (まつした たかみち)
所在地
東京都渋谷区
創業
1998年(平成10年)
従業員数
20名
資本金
4億7,000万円
事業の
概要
古紙等を原材料とした緩衝材・断熱材、古紙と樹脂を混錬し成型した各種紙製容器包装材の開発・販売
ホーム
ページ
https://ecobioplastics.jp/
受賞理由

●廃棄古紙を自社開発の50ミクロンにパウダー化する技術を苦難の末に開発。パウダー化した古紙を原料に使用したことで石油製品に比べコスト及び環境性能において大きな優位性を実現したこと。

●小さなベンチャー企業でありながら大手企業等に積極的な提案営業を行い、使い捨て食器や住宅用断熱材の原料に採用されるなど古紙再生の新分野開拓に寄与したこと。

企業紹介

紙印刷業者や紙加工業者から大量に排出される廃棄古紙。これまでは焼却処分されていたが、同社は独自に開発した粉末化技術により、この廃棄古紙をパウダー状の再生原料とすることに成功。この再生原料を使用した製品は従来の石油由来のものに比べコスト及び環境性能面で優位性が高く、次世代のエコ原料として注目されている。
同社のコア技術は、紙を機械で50ミクロンという大きさに連続してパウダー化するという世界に類を見ないもの。また、パウダー化した原料を比重の異なる合成樹脂と均一に混合する技術を開発。さらに微粉砕した原料の飛散を抑えた搬送にも成功した。これら一連の工程すべてが自社開発によるものであり、同社が苦難の末に確立したオンリーワン技術である。
この技術をもとに開発した同社の主力製品である古紙発泡体「アースリパブリック」は、古紙と親水性の高分子を混ぜ合わせる技術により通常の紙にはないクッション性を持つため、機械製品等の緩衝材や住宅用の断熱材、発泡シート等に使われている。
また、「アースリパブリック」で培ったノウハウを応用した古紙成形材料「マプカ」は、プラスチックとほぼ同等の特性を持ち、かつ静電気や燃焼時に有毒ガスが発生しないことから、プラスチックの代替原料として注目を集めている。工業用部品メーカーだけでなく大手飲食店チェーン等への積極的な営業が実を結び、食器や文具等日用品にも使用されるなど工業用製品以外の分野への進出を果たし、従来の古紙再生のマーケット拡大に寄与した。
同社では現在アメリカの大手メーカー数社と原材料販売契約を締結するなど海外進出にも注力しており、そのための新工場を茨城に建設し今後の増産体制に備えている。

  • 成形用材料製造の流れ
    廃棄古紙を50ミクロンに粉砕、ペレット化している

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