東商からの重要なお知らせ

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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2009年)の内容です。

第7回 優秀賞

株式会社井口機工製作所

代表者名
代表取締役 井口 薫 (いぐち かおる)
所在地
東京都練馬区
創業
1955年(昭和30年)
従業員数
45名
資本金
4,500万円
事業の
概要
ボールベアリングを用いた搬送用装置、立体駐車場用のターンテーブル及び落下防止装置の製造
ホーム
ページ
https://www.isb-iguchi.com/
受賞理由

●同社の樹脂素材ボールトランスファーが液晶パネル製造業界での技術革新に貢献し、立体駐車場用ターンテーブルは国内市場シェアの約5割を維持し続けるなど、高い技術力で顧客の多様なニーズに対応、新たな市場開拓にも寄与したこと。

●多様な人材活用と社員間のコミュニケーション充実を通じ組織力強化を図り、海外大手メーカーとの共同開発を実現するなど、中小企業であっても最小限の社員で最大限の力が発揮できることを体現していること。

企業紹介

同社の最大の強みは、高い技術力。液晶パネル製造のクリーンルームで使用される樹脂素材ボールトランスファーは、薄くデリケートな液晶パネルの位置決め工程に導入された。敷き詰めたピン上を滑らせていた工程をボール上を転がす方式に変えたことにより、摩擦抵抗率を約10分の1に減少させることに成功し、大手パネルメーカーからも高い評価を得ている。
ゼロから新しいものを、100%確かなモノづくりを目指す同社。看板製品である立体駐車場用ターンテーブルも、同社の技術に着目した大手自動車メーカーから依頼を受けた当時、全くノウハウが無かった。先代が手がけていた旋盤加工などをヒントに試行錯誤を重ねて第一号の開発に成功、現在でも国内シェアの約5割を維持し続けている。同社の製品は製造現場以外にも幅広く活用され、近年では戸建住宅用の免震装置にも使用される等、新たな市場の拡大も見込まれている。
高い技術力を支える同社のもうひとつの強みは、多様な人材の活用にある。顧客のニーズに確実に応えるため、技術畑の人物だけでなく異業種の人材や家庭を持つ女性・外国人など多様な人材を社員に持つ。それぞれが個々の強みを発揮し多様なニーズに対応することで組織力の強化につなげている。また、高度な技能・ノウハウ伝承には社員間の連帯強化が不可欠という創業以来の方針に立ち、家族的な社風のもと社員旅行はもちろん社員の家族会を開催し、社員の連帯感を高めコミュニケーションの充実を図っている。こうした人材活用が巡り巡って、米デュポン社との共同開発実現等の成果に結びついている。同社のネットワークを通じ海外への販路拡大にも注力するなど、大手企業にも引けを取らない積極的な海外展開を図っている。

  • クリーンルームで使用される高精度のボールトランスファー

  • 国内シェア約5割を占める立体駐車場用ターンテーブル

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