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勇気ある経営大賞

受賞企業紹介

※企業概要は受賞当時(2008年)の内容です。

第6回 優秀賞

株式会社リーテム

代表者名
代表取締役兼CEO 中島 彰良 (なかじま あきら)
所在地
東京都千代田区
創業
1909年(明治42年)
従業員数
157名
資本金
3,600万円
事業の
概要
廃棄OA 機器・電子機器等を分解、破砕処理後、再生可能なマテリアルにして市場に戻す、廃棄物処理業を営む。自社工場で自ら処理を行う一方、産業廃棄物処理業者の全国ネットワークを構築し、統一基準でのサービス提供を行う。最近では、環境関連のコンサルタント業や企業研修も手がける。
ホーム
ページ
https://www.re-tem.com/
受賞理由

●東京都のスーパーエコタウン事業にいち早く参画し、廃棄物の一大排出地である東京に産廃処理工場を建設、稼働させることで、環境負荷の低い都市密着型処理システムの構築を実現したこと。

●アジア地域から資源的価値の高い基板等を輸入し、リサイクルを行う一方で、輸出された再生資源の適正処理を確保すべく中国に処理工場を建設するなど、世界規模で資源循環と環境保全に貢献していること。

企業紹介

同社は、来年創業100 周年を迎え、現社長は5代目という、資源再生事業の老舗企業である。長い歴史の中で、どこに有用な資源が眠り、いかにして取り出せばいいのか、というノウハウが蓄積され、マテリアルを知り尽くしているのが同社の強みと言えよう。一例を挙げれば、処理業務に使用するシュレッダーシステムは、自社設計である。
昨今、産廃業者の不法投棄等の不祥事が散見され、業界に対する世間の疑念が広がる中、透明性の確保と情報開示が生き残りのカギとなると判断した同社は、中小企業では珍しい法務部を設置し、リスクを統合的に判断して万全の対策をとる同社独自の「RISM(リーテム統合マネジメントシステム)」を構築、さらに、いち早くCSR 報告書を発行するなど、環境先進企業への飛躍を図ってきた。
資源価格高騰や環境保全の必要性が叫ばれる中、再資源化事業は社会的な要請となっているが、回収した廃棄物を遠方へ運搬すればかえって環境に負荷をかけてしまう。そこで、同社は都内に処理工場を建設し、一大排出地に密着した処理システムを築いた。アジアでは再生技術のない基板に目を付け、産業廃棄物を日本で初めて輸入したのも同社である。また、輸出される産業廃棄物の適正処理を目指し、中国に処理工場を建設中と、世界レベルで環境に貢献している。
経営理念は、" ビジネスを以て環境に貢献する"。" 世界中をエコシティにする" と、社長の夢は大きい。

  • 近代的な東京工場

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