※企業概要は受賞当時(2007年)の内容です。
●聴覚障害者の自立・社会進出および就労促進などをサポートする、これまでになかった機器の開発により、聴覚障害者の生活上の不便を解消し、社会的意義の高い事業を行っていること。
●対聴覚障害者向けのビジネスだけでなく、大手企業とのソリューション事業を積極的に手がけ、バリアフリーの浸透に貢献していること。
人はだれでも"当たり前"になっているものには気付き難い。社長自身が3歳で音を失い、平成3年に起業するまで、幾度となく感じてきたであろう不便や苦労が、何とかして不便を便利にしたいという思いを強くし、同じ立場に立つ人々の視点からアイデアを生みだしてきた。
バリアフリーが提唱される世の中になったとはいえ、聴覚障害を持つ方にとって、ちょっとしたことでも極度にストレスを感じるシーンが日常生活で少なからずあると社長は語る。
この様にワールドパイオニアの強さは、社長をはじめとする聴覚障害者の立場に立つことができるスタッフから生み出されるアイデアと、例え相手が大企業であっても果敢に提携の道を模索し、商品化への道筋を付ける代表者の手腕にある。聴覚障害をもつ人々の個人的・社会的不便を少しでも解消するための同社の取組みは、多方面から注目されている。