※企業概要は受賞当時(2007年)の内容です。
●これまで培ってきた技術を生かして、イノベーション。独自の検査装置の開発、日本国内では初めての「トータルマルチベンダーサービス」を生み出した。
●新本社の建設、全国展開、中国進出もねらうなどチャレンジ精神旺盛。
社長は大手電機メーカー勤務後、祖父が興した企業に入社したが、電子機器受託製造の将来性に疑問を持ち、培ってきた技術・ノウハウをベースに新分野へ進出、同社を実質的に創業し独立した。計測器、医療機器等は、通常各メーカーが保守サービスの一環で行うことから、一定の期間をすぎるとサービス終了となり、修理が不可能となる。また、他社の機器を修理するメーカーもない。同社はどこのメーカーでも、サポート期間を終了した製品を修理する。まさにニッチであるが、その需要は相当あるものと思われる。一見参入障壁が低そうにみえるが、大手は絶対にやらない分野であり、修理技術があるというだけでは事業化できず、様々なノウハウ、各機器メーカーとの信頼関係が必要となる。そして技術・ノウハウを生かして開発した検査装置「Attacker Ⅰ」(これを使えば素人でも故障箇所が分かる)も優れた製品である。