※企業概要は受賞当時(2006年)の内容です。
●液体制御に特化した研究開発に注力することで、少ない社員数ながら2000機種に及ぶ小型高精度のマイクロポンプを開発し、理化学機器や医療機器などの分析装置の高精度化に貢献。
約10年前に開発した初期タイプのマイクロポンプには米国製のモーターを使用していたが、計量・送液の精度、耐久性、スピードなどで満足できるレベルになかった。そこで、マイクロポンプの開発にとどまらず、モーターの開発にも着手した。モーターの開発にあたっては、その耐久性や大きさを左右するモーターの回転運動を直線運動に変えるネジから開発する必要があったため、工具の開発から手掛けて、JIS規格よりも小型のネジを製作した結果、より小型・軽量で高い精度と耐久性を持つポンプの開発に成功した。 より高精度で小型のポンプを開発するために、従業員の半数以上が研究開発に従事するなど、製品・技術開発に注力している。液体制御に関する技術開発に特化するなど事業領域が明確で、研究開発に人的資源を集約し、また、産学連携も活用することで、少ない社員数ながらも多くの新製品を市場に投入している。こうしたマイクロポンプの開発を通じて、理化学機器や医療機器などの分析装置の高精度化に貢献している。