※企業概要は受賞当時(2006年)の内容です。
●従来の断熱材と違い、熱を効率よく反射させ、熱を侵入しにくくする独自の断熱塗料を開発。
●JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携により改良した断熱塗料は、オフィス・家庭など幅広い分野での応用が可能。
断熱塗料などの特殊塗料の研究開発を行い、その技術についてJAXA(宇宙航空研究開発機構)の信任を得て、ライセンス契約を結んでいる。
従来のグラスウールなどの断熱材は、熱を断熱材の中に溜め込み、熱の通過時間を遅らせるもので、いつかは熱が伝わるものであるのに対し、JAXAと連携して開発したガイナは、セラミックビーズを内包する塗膜が熱を効率よく反射させ、熱を侵入しにくくさせている。
これまでに同様の製品でNASA研究開発に基づく米国発の競合品はあるが、競合品よりも優位性を持つ同社製品は、独自の技術開発とJAXAとの連携による日本発のものとして注目を浴びている。
また、「断熱」のほかに「防音」、「防水」、「防汚」などにも効果を発揮するもので、空気質の改善といった環境配慮型製品でもあり、経済・社会に対する波及効果は大きい。