※企業概要は受賞当時(2005年)の内容です。
●最先端高額加工設備の第1号機を常に導入することで、高度かつ付加価値の高い加工を請け負うビジネスモデルを確立し、2500社に及ぶ取引先の構築に成功。
●個々の中小企業の強みを生かした企業連携により、事業領域の拡大と取引先の開拓に成功。
電子ビーム・レーザを中心に最先端高額加工設備を取り揃えることで、多くの大手メーカーから高度な加工業務を受託。発注者である大手メーカーにとっては、実績のない高額設備を導入し、設備オペレーションのために人材教育を施すなど手間とコストが省けるほか、試作・実験やそれらに伴う研究開発をそのまま同社に外注できるため、同社を通じて付加価値の高い製品開発をスピーディに行うことが容易になった。また、多くの大手メーカーから加工作業を受託することで同社に技術が蓄積し、単に加工を請け負うだけでなく、大手メーカーの技術課題を解決すべく技術提案も可能になったことが、さらなる信頼の構築に繋がっている。こうしたビジネスモデルの確立のもと、2500社に及ぶ取引先を構築し、高度な技術力を活かして部品の量産をも受託している。
また、自社での加工のみならず、企業連携による取引拡大も熱心に取り組んでおり、自社がコーディネート役となり得意技術を持つ地域の中小企業を取りまとめ、加工・組立など複数工程を一括して受注できる体制を構築したことで、多岐にわたる加工業務を受注することに成功。最近では他県の企業との広域連携にも取り組み、レーザによる表面洗浄装置の開発計画が中小企業新事業活動促進法における新連携計画に全国に先駆けて認定されるなど、中小企業における企業連携のモデルケースとしても注目を集めている。