※企業概要は受賞当時(2003年)の内容です。
●沖縄で希少種として珍重された「スギ」の高付加価値化した養殖・販売技術にもとづき、生産と消費を直結する流通システムを構築し、顧客ニーズを速やかに実現した経営が評価された。
●業界の既存の商習慣や取引関係にとらわれずに自社独自のビジネスモデルを構築した。
「より良い豊かな食生活をプロデュース」することを経営方針に据え、業界の既存の商習慣や取引関係にとらわれずに自社独自のビジネスモデルを構築した。「琉球すぎ」の生産から販売までの一貫したシステムだけではなく、商品開発、市場開拓、アウトソーシング先のマネジメント、事業運営上のリスク管理などあらゆる経営機能が入念に準備され、かつ各々に大胆に資源投入が行われ、効果を発揮している。
サカナの養殖・加工・販売という事業内容でありながら、その経営システムは洗練された経営戦略に裏打ちされており、容易に競合企業が対抗できない仕組みを構築している。経営の難しい時代にこそ、同社の経営スタイルは参考にしたい。
「琉球すぎ」を北海道の夕張メロンのようにブランド化し、沖縄経済の発展にも貢献したいとの意気込みを応援する。