東商けいきょう

東商けいきょう イメージ画像

東商けいきょう集計結果(中小企業の景況感に関する調査)2015年10~12月期

2015年12月15日
東京商工会議所
中小企業部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)はこの度、中小企業の景況感をより正確に把握することを目的に、標記調査を実施しました。調査期間は、2015年11月6日から11月13日まで、対象は東京23区の中小企業2,443社。調査はFAXおよび聴き取りで行い、回答数は857社(回答率35.1%)。今回は、付帯調査として「外国人旅行者の増加に伴う直接的・間接的影響について」を併せて実施しております。

【 東京の景況は横ばい。先行きは改善の期待続く。 】

〇「業況DI」(前年同期比・全業種)は、前期(7~9月期)と比べ0.8ポイント悪化し、▲7.4とほぼ横ばいとなった。業種別では、小売業が7.3ポイント悪化し▲25.0、製造業が7.2ポイント悪化し▲12.1となった。一部製造業からは、中国経済の減速による業況悪化の声が聞かれた。また、建設業では▲4.7と、約2年振りにマイナス圏となった。来期の見通し(前年同期比)は、今期と比べ2.7ポイント改善し▲4.7を見込むが、不変の増加が主な要因となった。

〇「売上DI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ3.6ポイント悪化し、▲3.4となった。業種別では、製造業は12.1ポイント悪化し▲14.1、卸売業では10.5ポイント悪化し、▲4.6となった。サービス業は4.5ポイント改善し、8.6と全業種の中で唯一プラス圏となっている。来期の見通し(前年同期比・全業種)は、今期と比べ3.9ポイント改善し0.5を見込む。

〇「採算DI」(今期水準、「黒字」と回答した企業-「赤字」と回答した企業の割合・全業種)は、赤字から収支トントンへの変化を主因として、前期から2.2ポイント改善し16.3となった。サービス業は8.0ポイント改善し23.0となった。建設業は、7.8ポイント悪化し、3期連続の悪化となったものの、25.2と依然高い水準を保つ。「採算DI」(前年同期比・全業種)は、0.9ポイント悪化の▲8.9となり、引き続き、円安による仕入れ価格の高騰を販売先に転嫁出来ないとする声が多く聞かれる。なお、原油価格の下落が運送業等の採算好転に寄与している。

〇「資金繰りDI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ2.5ポイント悪化し▲6.1となった。業種別では、建設業で14.7ポイント悪化し、▲7.5となった。

〇1年前と比較した外国人旅行者の増加に伴う自社の売上への影響について、「影響はない」「変化はない」と回答した企業を併せると8割を超えた。多くの中小企業で、インバウンド需要を取り込みきれていないことがうかがえる。一方、外国人旅行者の増加に伴い売上が伸びている企業は4.6%あった。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 菱川・河村・大矢
TEL 03-3283-7643