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東商けいきょう集計結果(中小企業の景況感に関する調査)2015年7~9月期

2015年9月29日
東京商工会議所
中小企業部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)はこの度、中小企業の景況感をより正確に把握することを目的に、標記調査を実施しました。調査期間は、2015年8月21日から9月1日まで、対象は東京23区の中小企業2,448社。調査はFAXおよび聴き取りで行い、回答数は874社(回答率35.7%)。今回は、付帯調査(賃金動向)も併せて実施しております。

【 東京の景況は一進一退。先行きは慎重ながら改善の見通し。 】

〇「業況DI」(前年同期比・全業種)は、前期(4~6月期)と比べ5.9ポイント悪化し、▲6.6となった。前期が消費増税の反動減からの回復で大きく改善していたため、今期は悪化幅が大きくなった。また、中国経済の減速に対する懸念や、天候不順の影響についての声も聞かれた。全業種で悪化が見られたが、特に建設業で11.2ポイント減と大きく悪化した。来期の見通し(前年同期比)は、今期と比べ改善幅は1.9ポイントとなった。

〇「売上DI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ3.7ポイント悪化したものの、プラス圏に留まり、0.2となった。業種別では、卸売業は12.2ポイント改善し5.9、小売業が3.0ポイント改善し▲8.4となった。小売業からはプレミアム商品券の影響による来客数の増加の声も聞かれた。建設業は、業況と同様に悪化し、▲5.4と約2年半ぶりのマイナス圏となった。来期の見通し(前年同期比・全業種)は、今期と比べ0.7ポイント改善し0.9を見込む。

〇「採算DI」(今期水準、「黒字」と回答した企業-「赤字」と回答した企業の割合・全業種)は、前期から5.0ポイント悪化し14.1となった。卸売業を除く4業種(製造・建設・小売・サービス)で悪化したものの、全業種では14期連続の黒字超を維持した。依然円安による仕入れ価格の高騰が大きな課題となっている他、人件費の高騰による利益圧迫の声も聞かれた。

〇「資金繰りDI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ1.1ポイント悪化し▲3.6となった。「民間金融機関の貸出姿勢DI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ1.8ポイント悪化し3.1となった。

〇「賃金の動向」について、2015年度に正社員の賃金の引上げを実施した企業は、59.8%。現時点では未定とした企業は17.6%、賃金の引上げを見送るとした企業は22.6%となった。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 菱川・河村・大矢
TEL 03-3283-7643