東京商工会議所は５月２８日、小規模・中小企業向けに「節電・省エネセミナー」を開催し、１１２人が参加しました。
　カーボンバンク社長の中村豪氏は、節電・省エネに取り組むべき理由として、「省エネによるコスト削減は、利益増大につながります。省エネに努めて削減できた費用は利益と同じです。同じ金額の利益を上げるためには、大変な金額の売上が必要です。節電・省エネには、まずは電気料金の把握や、自社設備の確認などから行いましょう」と述べました。
　また、環境経済社長の尾崎寛太郎氏は、省エネ実践のポイントとして、「必要以上に明るい場所は減灯すること、ハロゲンランプや白熱電球は、電球形蛍光灯やＬＥＤに交換すると節電効果が高いこと、電気を常時使用するポットや便座は極力電気の使用を抑える工夫をすること。また、最新の空調機は15年前のものと比べ50％近い省エネが図れる。電気・ガスなどのエネルギー使用状況を把握して、有効な取り組みを考えるべきです」と述べました。
　さらにセミナーでは、省エネ・環境関連の助成金情報や、環境・省エネ関連の情報を豊富に掲載している「東商・今すぐできる中小企業向けヒント集（http://eco-hint.tokyo-cci.or.jp/）」「日商環境ナビ（http://eco.jcci.or.jp/）」などを紹介しました。