ニュースリリース

中小企業のための「従業員承継 チェックシート」を作成
ステップごとに「潜在的なリスク」を参照しながら、自社の状況を「チェック項目」で確認
東京商工会議所
中小企業部
東京商工会議所(小林健会頭)は、事業承継対策委員会(委員長:渡辺元・渡辺パイプ㈱会長)において、従業員承継を検討する際に、事前に確認すべきポイントをチェック項目の形式でまとめた「従業員承継 チェックシート」を新たに作成しましたので、お知らせします。
中小企業の事業承継は、これまで「親族内承継」が中心でしたが、当所の「事業承継に関する実態アンケート(2024年2月公表)※」では、従業員承継の割合は着実に増加してきており、2020年以降に承継した企業は3割が役員・従業員への承継となっています。
一方で従業員承継は、親族内承継やM&Aに比べて、参考となる事例や支援施策などの情報が少なく、また、企業の状況によって様々な方法があるため、どのように進めたらよいか、何に注意したらよいか、悩む経営者も少なくありません。
こうした課題を踏まえて当所では、今回、従業員承継を検討する中小企業の経営者自身が、自社の準備状況を確認できるよう、本チェックシートを作成しました。表面に事業承継のステップごとに「チェック項目」と、事前に対策しておかないと起こり得る「潜在的なリスク」をまとめており、裏面には、従業員承継に関する2社の事例を掲載しています。
当所は今後も、中小企業における円滑な事業承継の支援に取り組んでまいります。
(※)「事業承継に関する実態アンケート」(2024年2月29日)
https://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1202294
東京商工会議所
中小企業部
TEL 03-3283-7724