新しい日本銀行券の発行について
東京商工会議所
本日から新しい日本銀行券が発行され、新一万円札には、東京商工会議所 初代会頭 渋沢栄一翁が肖像となった。
渋沢翁は、商工業者の世論を形成することを目的に、1878年3月に現在の東京商工会議所の前身である東京商法会議所を設立した。
そして、公益の追求を尊重する「道徳」と利益をもたらす「経済」は、ともに重視すべきものであり、両立することが重要であるとする「道徳経済合一」の考えを生涯追及した。
東京商工会議所は、渋沢翁の意志を受け継ぎ、146年にわたり活動を展開してきている。とりわけ2019年からは、その功績と精神を広く普及させるべく、渋沢記念事業として活動を強化してきた。
新一万円札の発行を契機として、渋沢翁の「道徳経済合一」の理念があらためて見直され、より豊かで持続可能な社会が実現されることを祈念する。
東京商工会議所は、創立150周年に向け、引き続き渋沢翁の創立の精神である国の繁栄につながる民の繁栄の実現のため、変わらぬ意志で挑み続けていく所存である。