東京商工会議所は、5月31日、第6回社会保障委員会（委員長＝中山讓治・第一三共株式会社常勤顧問）を、日本商工会議所社会保障専門委員会との合同によりハイブリッド会議形式にて開催し、会場・オンラインの合計で27名の委員が出席しました。
　会議では、まず、日東カストディアル・サービス株式会社常務取締役　小西　英司 (こにし　えいじ)様から同社における「被用者保険の適用拡大・年収の壁」への対応について、続いて、企業年金連合会理事長　鮫島 正大（さめじま　まさひろ）様から企業年金の現状や普及・拡大にかかる課題、および同連合会における普及・拡大に向けた取組について、それぞれご説明をいただきました。次に、厚生労働省　政策統括官（総合政策担当）付 政策企画官　安田　正人（やすだ　まさと）様（当初予定だった安藤公一参事官の代理）から、昨年末に閣議決定された「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋（改革工程）」に基づき４月から検討が始められた「医療・介護保険における金融所得の勘案」の現状と課題について、ご説明をいただきました。
　その後、事務局から、年金制度改革に関する提言の具体的検討を行うワーキンググループの第1回開催報告を行うとともに提言（骨子案）」について説明し、討議を行いました。