ニュースリリース
「中小企業向けオールハザード型BCP策定ガイド」を発行しました
東京商工会議所
地域振興部
東京商工会議所(小林健会頭)は、災害・リスク対策委員会(委員長:山内隆司副会頭・大成建設㈱名誉顧問)において、オールハザード型BCP(※)の普及促進に向けて、全ての業種に対応した「中小企業向けオールハザード型BCP策定ガイド」を発行しましたので、お知らせします。
事業者を取り巻くリスクが多様化・複合化するいま、あらゆるリスクに耐えられる想定をしたオールハザード型BCPの重要性が高まっています。
本ガイドでは、オールハザード型BCPの策定に向けた具体的なステップを説明し、中小企業が自社のレベルに合わせて取り組めるよう、最低限のBCPを整備する「入門版」、簡易的なプロセスで策定できる「基本版」、本格的に自社の事業環境を分析して策定する「上級版」の3つのBCP策定モデルを用意しています。さらに、地震など想定するハザードごとに作成する従来型の事象別BCPがある企業向けに、オールハザード型にブラッシュアップするポイントも提示しています。
また本編とは別に、実際に記入することで自社オリジナルのBCPを策定できる「様式集(Excel・word形式)」と記載例を東商会員限定で提供します。
本ガイドはデジタルブックとして掲載し、事業者に広く活用いただけるよう周知・PRしてまいります。また4月以降、本ガイドを活用したBCP策定セミナーを開催する予定です。当所では多くの事業者が様々な危機事象への意識を高め、有事の際にも事業が継続できるよう、引き続き情報提供を行ってまいります。
(※)考えうるすべてのハザードを想定して、影響する経営資源について分析し、経営資源ごとに復旧戦略を検討する事業継続計画(Business Continuity Plan)
■冊子名:
「中小企業向けオールハザード型BCP策定ガイド」
■発行:
東京商工会議所 災害・リスク対策委員会(担当:地域振興部)
■構成:
策定ガイド本編および様式集(記載例つき)
■仕様:
A4判・カラー 全69ページ
■配布:
当所HPに掲載(デジタルブック)
※様式集は会員限定公開
■監修:
東京大学生産技術研究所教授・社会科学研究所特任教授 加藤 孝明 氏
日本大学危機管理学部教授(学部長) 福田 充 氏
分析プロセスを重視した構成!
本ガイドは、BCPの実効性を高めるために「分析プロセス」を重視しています。自社の事業環境を考慮し、策定する意義や目的を明確にした上で大きな戦略を構築し、事前対策を整理します。しかし、分析プロセスは多くの項目や事項を含むため、作業が止まってしまうこともあります。そのため、入門版、基本版、上級版の3つのBCP策定モデルを提供しています。
【中小企業向けオールハザード型BCP策定ガイドの使い方】
①使⽤ガイド・策定BCPモデル診断表から、使⽤する策定ガイドと策定BCPモデルを選択
②選択した策定BCPモデルに応じて、以下の策定ガイドを参照
入門版BCPの場合
基本版BCPの場合
上級版BCPの場合
③策定ガイド本編の解説を参考に、様式集(Word・Excel)を活用して自社BCPを策定(会員限定公開)
【内容】
◆策定ガイド本編(デジタルブック)
1.本ガイドの対象と利用方法
2.BCPの基礎知識
3.BCP策定の手引き
4.BCP作成後の取り組み
◆様式集(Word、Excel)
・様式集
・様式集(記載例)
※記載例を参考にしながら、自社の業態に合わせて記入してください。
※様式集は会員限定コンテンツです(東商マイページよりご覧いただけます)
こちらをご参照ください。
※ご入会のお申込みは、東商地域振興部(03-3283-7621)までお問い合わせください。
以上
東京商工会議所
地域振興部
担当 植竹、西田、清水
TEL 03-3283-7621