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2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について

2023年4月11日
内閣官房、文部科学省、厚生労働省、経済産業省

 日本商工会議所の小林会頭は4月10日、経団連の十倉会長とともに、小倉將信共生社会担当相から、政府による2024年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請を受けました。
 小倉特命担当相は、内定前に他社での就活をやめるよう強要する『オワハラ』防止など、学生が安心して就職活動に取り組めるよう採用・選考に関するルールの順守など協力を求めました。
 小林会頭は、「就職・採用活動の早期化・長期化を防止する観点から、一定のルールが必要であり、広く会員企業に周知する」と応じました。その上で「就活ルールの主旨は学生の学習時間の確保であるが、多くの企業では6月より前に選考が実施されており、ルールの形骸化は否めない。学生側の考え方やニーズが多様化しており、学生・大学・企業の実態・ニーズを改めて調査・把握し、一律にルールを設定する意義について検討すべき」との考えを示しました。

 政府からの要請内容のポイントは以下の通りとなっておりますので、本件趣旨をご賢察いただき、要請の趣旨を踏まえた採用選考活動を行っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

【要請項目】※詳細は要請書本文をご覧ください


1.就職・採用活動の日程
2.インターンシップで取得した情報の取扱い
3.卒業・修了後3年以内の既卒者の取扱い
4.日本人海外留学者や外国人留学生などに対する多様な採用選考機会の提供
5.選考機会におけるオンラインの活用
6.学生の学修成果や学業に対する取り組み状況への適切な評価
7.学生の個人情報の取扱い等における法令順守、ハラスメント(セクハラ・オワハラ)の防止の徹底
8.学生からの苦情・相談を処理するための体制整備
9.2025年度(2026年3月)卒業予定の学生で、一定の要件を満たすインターンシップを通じて、専門性を判断された学生の採用日程の弾力化

経団連の十倉会長(右)とともに、小倉特命担当相(中)から要請を受ける小林会頭(左)

経団連の十倉会長(右)とともに、小倉特命担当相(中)から要請を受ける小林会頭(左)

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所 産業政策第二部
TEL 03-3283-7940