東京商工会議所 新事業・イノベーション創出委員会（委員長＝垣内威彦・三菱商事社長）は１２月２２日、一度利用したプラスチックを新しく甦らせるプラスチックリサイクル事業を展開する協栄産業株式会社社長の古澤栄一氏を講師にお招きし、慶應義塾大学で起業家セミナー（講義名「マネジメント各論（中小企業経営）」）を開催しました。本セミナーは、学生に創業をより身近に感じてもらい、アントレプレナーシップを醸成することを目的に、同大学商学部・髙橋美樹教授と共同して、講義の一環として開催したものです。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン配信での講演となりました。
　講演では、「限りある資源を未来の子供たちへ『ボトルtoボトルへの挑戦』起業から今日までのあゆみ」とのテーマで、起業に至るまでのご経験や、起業後にどのような壁に直面し、それをどのように乗り越えてこられたかなどについてお話しいただきました。また、学生に対して「諦めず挑戦する姿勢」や、「頼まれたことは、困難であっても絶対に断らない姿勢」の大切さを語られました。
　受講した学生からは「将来起業を考えており、古澤社長の起業に対する姿勢を見習いたいと思った」「起業家の方のメンタリティや成功するまでの困難、課題を知ることができて大変勉強になった」などの声が聞かれました。