金融部会（部会長＝宮田孝一・株式会社三井住友銀行会長）は5月28日（金）、BNPパリバ証券株式会社経済調査本部長チーフエコノミストの河野龍太郎氏を招き、オンライン講演会「バイデンの大規模財政のグローバル経済・金融市場への帰結は？」を開催し、57名が参加しました。なお、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン配信での講演となりました。

　河野氏は、米国経済の動向について、「今後FRBが利上げの方向に動く可能性もあり、上昇した資産価格がそのまま維持できるかは疑問が残る」と解説されました。
また、「日本経済は財政赤字なしでは完全雇用を維持できないほど脆弱になっており、今後財政健全化をいかに進めていくかを注視していきたい」と述べられました。

　参加者からは「世界的なマクロの流れが理解でき、大変勉強になった」、「グローバル経済における米国の影響力を再認識出来た」、「日本経済の現状と今後について詳しく知ることができ、今後の参考にしたい」といった声があがりました。

　今後も金融部会では、皆様のビジネスに役立つ情報提供をしていきます。