金融部会（部会長＝宮田孝一・株式会社三井住友銀行会長）は2月24日（水）、マネックス証券株式会社執行役員チーフ・アナリストの大槻奈那氏を招き、新春オンライン講演会「２０２１年世界経済・日本経済の見通し～あふれるマネーと資産急膨張の行方～」を開催し、87名が参加しました。なお、今回は新型コロナウイルス感染防止のため、オンライン配信での講演となりました。

　大槻氏は、金融動向について、「理論価格の見えにくい資産ほど上昇する局面にあるが、下落する際には先行して影響が出る可能性があるため、注意が必要」と解説されました。
また、「コロナ後には財政悪化、債務増加、格差、若年層の消費マインドの後退等が表面化する可能性あるため、新しい金融の流れを把握し、当面のアップサイドを享受しつつ、リスクに対しても感度を上げておくことが必要である」と述べられました。

　参加者からは「様々なデータを用いて客観的に現在の株式市場等を解説いただき、大変勉強になった」、「金融市場の過熱感について、理論値や過去のデータに基づく説明が分かりやすかった」、「各国の金融アプリダウンロード分析など、興味深い内容が多かった」といった声があがりました。

　今後も金融部会では、皆様のビジネスに役立つ情報提供をしていきます。