従業員研修の実施状況に関するアンケート結果について
東京商工会議所
人材・能力開発部 研修センター
東京商工会議所は、当所研修講座の利用企業を対象に行った調査結果を別紙の通り取りまとめました。
本調査は当所 研修センター主催の研修講座を昨年度利用した企業1000社を対象に、従業員研修の実施に関する動向やニーズを把握するために実施したものです。調査結果概要は以下のとおりです。
(有効回答179社、17.9%)
【 調査概要】
1.現在の研修の実施状況
⇒通学やオンラインでの研修を合わせて、6割以上の企業が人材育成のための研修を継続している。また、「オンライン研修のみ利用している」(24.6%)「通学研修とオンライン研修を併用している」(28.5%)をあわせて5割以上の企業がオンライン研修を活用しながら研修を実施している。
2.オンライン研修の利用に対して
⇒約9割の企業よりオンライン研修を肯定する回答があり、そのうち約6割の企業が積極的な利用や内容によって通学と選別するというように利用を前向きに考えている。回答は「内容によって通学講座とオンライン講座を選別したい」(45.3%)、「感染症対策(通学の代替措置)として利用したい」(29.1%)、「感染症対策とは関係なく、積極的に利用したい」(15.6%)と続く。「利用したくない」を選んだ中には、「設備や環境が整っていない」、「研修生同士の対面での研修が刺激になりうると考えるから」などの意見があった。
3.オンライン研修における課題
⇒オンライン講座を利用するにあたり課題を聞いた。回答は、「特に困っていることはない」(58件)以外では「受講効果が見えづらい、不安がある」(64件)が最多となった。次いで「従業員からの利用希望がない」「安定した通信環境を確保できない」(各31件)となった。選択肢外の回答としては「社内での受講場所を確保できない」が多く、他には機器の不足などがあった。
東京商工会議所
人材・能力開発部研修センター
担当 西薗 樺澤
TEL 03-3283-7652
FAX 03-3201-0507