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東京の観光振興策に関する意見について

2019年7月11日
東京商工会議所
地域振興部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)は、本日開催の第719回常議員会において、観光委員会(委員長:佐々木隆副会頭・JTB相談役)がとりまとめた標記意見書を別紙の通り決議しましたので、お知らせします。

 本意見は、東京が2020年とその先も世界中の旅行者から選ばれる都市となるために取り組むべき事項を、地域に根差した会員企業の声をもとに取りまとめたものです。特に、消費拡大に向けた体験・交流型観光の推進や集客を消費につなげる面的な取り組みへの支援、また旅行者と地域との共存共栄に資する環境整備等について、重点的に意見しています。

 今後、東京都をはじめ関係各方面に提出し、意見内容の実現に向けた働きかけを行ってまいります。

【意見項目(抜粋)】


<重点的な意見事項>
 1.消費拡大に向けた体験・交流型観光の推進(ナイトライフの活性化)
 2.多種多様な決済環境への対応支援(キャッシュレス決済環境の円滑な導入支援)
 3.集客を消費につなげる面的な取り組みへの支援(広域連携への支援、観光周遊ルートの策定)
 4.観光危機管理体制の強化(災害対応の多言語化、風評被害対策)
 5.旅行者と地域との共存共栄に資する環境整備(オーバーツーリズムへの対応)
 6.国内観光・アウトバウンドの活性化


<具体的な意見事項>
 1.良質で安全・安心な受入環境の整備
  ① 旅行者の急増に対応する供給能力の拡大
   (首都圏空港の機能強化、東京湾・大型クルーズ客船ふ頭の整備推進、貸切バスの需要逼迫への対応、
    交通輸送の円滑化)
  ② 外国人旅行者のさらなる利便性向上
   (多言語対応による観光案内体制の充実、ボランティアの効果的な活用と定着、多種多様な文化・
    習慣への対応)
  ③ 旅行者・生活者双方の安全・安心の確保
   (外国人患者受入体制の充実、良質な観光サービスの提供に向けた体制整備、
    アクセシブル・ツーリズムの充実、安全・安心のまちづくりの推進)

 2.消費拡大に向けた観光資源の磨き上げ・魅力の発信
  ① 観光の視点に立ったまちづくりの推進
   (電線類の地中化・無電柱化の推進、街路空間等の整備、
    自転車走行空間の整備とシェアサイクルの利用促進)
  ② 観光資源の磨き上げによる賑わい創出
   (文化芸術の集積を活かす環境整備の促進、商店街の空き店舗等を活用した交流人口の拡大)
  ③ 公的インフラ・施設を活用した観光拠点の整備
   (水辺空間・舟運の活性化、都市公園・海上公園を活用した都市の魅力向上)
  ④ スポーツ・文化芸術・食文化に着目した観光資源の活用
  ⑤ 多様な国・地域に向けた観光プロモーションの展開
   (欧米豪等の観光先進国に向けた誘客促進、外国人目線のプロモーション拡充)

 3.安定的な消費拡大に向けた観光経営
  ① 観光需要獲得に向けた取り組みの強化
   (事業者が実施する多言語対応の支援強化、消費税免税制度拡充後の円滑な対応促進)
  ② 宿泊施設の充実と多様化
   (旅行者ニーズ・安全確保に向けた改修等への支援、健全な民泊サービスの推進)
  ③ 統計の整備と観光ビッグデータの利活用促進
  ④ MICE誘致の促進に向けた取り組みの加速
   (ユニークべニューの充実と活用促進、企業が行う会議・報奨旅行の誘致促進、MICE参加者への
    消費拡大に向けた働きかけ)

4.観光産業の持続的発展に向けた取り組みの強化
  ① 観光関連産業の生産性向上と人材確保・育成
   (宿泊業の生産性向上支援、多様な人材の活躍促進)
  ② 長期滞在の促進に向けた日本各地の連携強化
   (広域周遊観光の世界水準への改善、大都市と地方の地域間連携と観光復興の促進)
  ③ 地域の観光関連団体の連携・活動強化
   (地域DMO・観光協会等への継続的な支援、国や都内基礎自治体の施策との連携、都内観光関連団体
    との連携強化)

東京の観光振興策に関する意見について

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 小島・廣嶋
TEL 03-3283-7658