台東区の経済・観光振興に貢献、変革を進め地域とともに未来を創り出す

　このたび、令和7年11月に東京商工会議所台東支部第9代支部会長を拝命いたしました二木忠男でございます。6年間にわたり支部の発展に尽力され、多くの実績を残された桑山征洋前会長に深く敬意を表し、その後を受け継ぐ責任の重さを感じております。

　東京商工会議所は４番目の支部として1972年1月に設立されました。長きにわたり地域総合経済団体として活動を続けて来られましたのも、会員企業の皆さま、地域の皆さまのご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

　日本経済は今、物価上昇や人手不足、国際的な競争環境の変化など、変化の大きな時代を迎えています。一方で、デジタル化の進展や新しい働き方の広がりなど、企業が自らの力で持続的な成長を実現できる好機も広がっています。東京商工会議所台東支部では資金繰り支援をはじめ人材の確保・育成、多様な働き方やデジタル化による生産性向上などによる地域企業の挑戦と持続的成長、経営力向上を支援しています。また地場産業である観光やジュエリー、皮革等などの８分科会による活動や、政策要望活動、事業者同士の交流会、若手経営者を育成する青年部活動など多岐にわたる活動を展開しております。台東支部はこうした活動を通じて、台東区の経済・観光振興に貢献してまいります。

　私はこれまでの各種団体等の活動における商業や文化・観光等の分野での現場での経験を生かして、地域の発展のために尽くして参りますとともに、台東区に多く訪れているインバウンドの受け入れ対策も地域と共に考えて参りたいと思いますので、当所の活動に皆様もぜひご参加頂ければと思います。

　2028年には、東京商工会議所は創立150周年を迎えます。長い歴史を継承しながら、新しい時代にふさわしい変革を進め、地域とともに未来を創り出す支部として歩んでまいります。今後とも、皆様のご理解とご支援ならびにご協力を心よりお願い申し上げます。