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東商新聞「新内閣発足に関する緊急アンケート」 集計結果について

2001年5月29日
東京商工会議所

 東京商工会議所(稲葉興作会頭)は、機関紙「東商新聞」の紙面を通じて会員企業経営者を対象に小泉内閣の発足に関する緊急アンケートを実施した。調査期間は平成13年5月15日~25日。回答総数は165件。(ファクシミリで回収)。集計結果の概要は次の通り。

【 【概要】】

小泉内閣に対する期待度については、「大いに期待できる」(32.1%)と、「期待できる」(58.2%)を合わせた回答が9割に達しており(90.3%)、小泉内閣に対する経営者の期待は非常に高い。

小泉首相に期待する能力や資質については、「決断力」(76.5%)、と「実行力」(61.1%)を挙げる回答が多数を占めている。(上記設問で「大いに期待できる」、「期待できる」とした方のみ回答:複数回答)

小泉内閣が取り組むべき政策課題の優先度については、「財政措置を含めた景気対策」とする回答が最も多く6割を超えており(60.6%)、次いで、「不良債権処理を含めた経済構造改革」(52.1%)、「行政改革」(47.9%)、「財政構造改革」(30.3%)の順となっている。また、経済構造改革の推進を求める一方で、「中小企業対策・雇用対策等のセーフティーネットの整備」を挙げる回答も約3割(26.7%)みられる。(複数回答)

首相公選制については、その導入を支持する回答が83.8%と高い率を示している。ただ、導入に向けては、「直ちに実施に向けて検討を進めるべき」(41.6%)との積極的意見と、「基本的には導入すべきだが、議論を深めることが必要」(42.2%)との十分な議論を踏まえた上での導入を求める意見とが拮抗している。

【集計結果】

問1.小泉内閣に対する全般的な期待度はいかがですか(○印は1つ)。

   1.大いに期待できる  53( 32.1%)
   2.期待できる      96( 58.2%)
   3.あまり期待できない 16(  9.7%)
   4.全く期待できない    0(  0.0%)
         計       165(100.0%)

問2.問1で「大いに期待できる」もしくは「期待できる」と答えた方に伺います。小泉首相の   どのような資質に期待しますか(○印は2つまで)。

                             (回答数=149)
   1.指導力  16(10.7%)
   2.実行力  91(61.1%)
   3.決断力 114(76.5%)
   4.先見性  32(21.5%)
   5.説得力  16(10.7%)
   6.調整力   3( 2.0%)
   7.交渉力   3( 2.0%)
   8.求心力   9( 6.0%)

 問3.小泉内閣が優先して取り組むべき政策課題は何だとお考えですか            (○印は3つまで)。

   1.財政措置を含めた景気対策       100(60.6%)
   2.不良債権処理を含めた経済構造改革  86(52.1%)
   3.行政改革                    79(47.9%)
   4.財政改革                    50(30.3%)
   5.社会保障制度改革・福祉政策       20(12.1%)
   6.外交・安全保障政策             21(12.7%)
   7.中小企業対策・雇用対策等         44(26.7%)
     セーフティーネット(安全網)の整備
   8.教育改革                    28(17.0%)
   9.政治改革                    32(19.4%)
  10.その他                     10( 6.1%)

 

 問4.首相を国民投票で選ぶ首相公選制度についてどのようにお考えですか          (○印は1つ)。

   1.直ちに実施に向けて検討を進めるべき  67( 41.6%)
   2.基本的には導入すべきだが、       68( 42.2%)
     議論を深める事が必要
   3.検討課題ではあるが、            22( 13.7%)
     対応は慎重にすべき
   4.弊害や問題点が多く、導入すべきでない  4(  2.5%)
            計                161(100.0%)
                            (無回答 4)

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所