東京2020大会延期決定について
東京商工会議所
東京2020 大会の招致活動から携わってきた立場からすると、大会の延期は誠に残念であるが、新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大し、代表選考に関わる大会の中止・延期が相次いでいる現状においては、やむを得ない。
これから、「延期」がもたらす多くの困難を乗り越えていく必要があるが、新たな目標に向かって、再び国民の心を一つにして、オールジャパンで力を合わせていかなければならない。商工会議所としても、組織を挙げて大会の成功に貢献していく所存である。
特に、開催都市の地元経済団体である東京商工会議所は、今後も政府・東京都・大会組織委員会と連携を図りながら、大会が多くの人々の記憶に残る素晴らしい大会となるよう活動を展開していく。
一方、当面は、国を挙げた新型コロナウイルスの早期終息と景気回復に向けた取組が急務である。地域の実情に応じた感染拡大防止を推進し、一定の収束への道筋が見通せた段階では、思い切った需要・消費喚起策など強力な経済財政対策が迅速に実行されることを期待する。商工会議所としても、既に、影響を受けている企業への総合的な支援策を展開しているが、引き続き中小企業支援に全力で取り組んでいく所存である。