2022年8月22日更新

ボノ株式会社

(ワークショップなどを活用した新商品の開発、地域支援)
所在地 文京区関口1-29-6
代表者 横山 貴敏(代表取締役)
資本金 500万円
従業員数 4名
設立年 2008年
企業HP https://bono.co.jp/

「わくわく」で、
価値共創マーケティングへ事業転換

横山 貴敏さん

横山 貴敏さん

ボノ株式会社は、これまでシステムやWebメディアの企画・制作に取り組んできたが、一方で、町工場の跡地を改装しシェアキッチンも運営していた。

コロナ禍で来訪者が激減したことがきっかけとなり、改めて食を通じて地域の課題を解決しながら「わくわく」を発信しようと考えたのが「わくわくフードプロジェクト」だ。

商品やサービスを軸とせず、人と人とのつながりを重視し、食を通じて地域の課題を何かしらの価値へとつなげ、課題解決を目指す。「わくわくグラノーラ」や「らくしてごはん」に代表されるドライフード事業は、同社の主な取組みとなっている。

地域、生産者と連携しながら
社会課題の解決を目指す

地域と連携しながら「わくわくグラノーラ」を開発

地域と連携しながら
「わくわくグラノーラ」を開発

地域の課題解決とは例えば、「わくらくグラノーラ」の商品開発において、出産育児により職を離れた女性たちが食のメニューを企画することで、女性の社会活躍を推進し、傷ついた農産物を材料とすることで農家を支え、福祉施設と連携して障がい者雇用を生み出す等である。

同社は、商品の企画、調達、製造という過程を通じて社会課題の解決を目指している。

また、ドライフードは防災品として長期保存することができ、災害時でも役に立つ。

多くの人を巻き込む
参加型ワークショップ、
活動の見える化に向けて

プロジェクトには多様な人が参加している

プロジェクトには多様な人が参加している

同社は、単に商品を作って売るだけでなく、ワークショップの開催など参加型の事業として展開することにこだわっている。

商品を「食べる」場づくり活動の一環で「防災カフェ」を企画したり、大学と連携して商品開発をし、商店街等で販売したりする。

また、生産者との交流や地域のイベントでさらに食や地域の課題を学ぶ場をつくっている。

こうした活動により、多くの人を巻き込むことができ、「わくわくフードプロジェクト」活動見える化の実現ができている。