訪日外国人旅行者数は、10年前と比較すると2013年は約２倍に増加しており、さらに史上初の1000万人を達成しました。

　オリンピック・パラリンピック競技大会は、スポーツの祭典ですが、開催国に選ばれることは、その国自身の文化や魅力を世界に発信するまたとない機会であり、インバウンド（外国人旅行者の誘客）の推進、まちづくり、また事業者のビジネスにとっても大きなチャンスになります。

　近年においては、シドニーやロンドン大会等の開催国がオリンピックを契機に、インバウンド推進に成功したと評価されています。日本も、これらの例に学んで、既に開催まで６年を切った「オリンピック・パラリンピック東京大会」の開催国という国際的な注目度を十分に活かした戦略をもって、日本・東京の魅力を世界に発信するとともに、外国人旅行者の受入環境整備や、バリアフリー化等の都市インフラの更新等を着実に進めることが重要です。

　是非この機会に、オリンピック・パラリンピックの開催意義や効果等について、皆様とともに改めて考えてみたいと思います。多くの方のご参加を、心よりお待ちしております。