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東商けいきょう集計結果(中小企業の景況感に関する調査)平成26年7~9月期

2014年9月24日
東京商工会議所
中小企業部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)はこの度、中小企業の景況感をより正確に把握することを目的に、標記調査を実施しました。調査期間は、平成26年8月22日から8月29日まで、対象は東京23区の中小企業2,454社。調査はFAXおよび聴き取りで行い、回答数は956社(回答率39.0%)。

【 東京の景況は、消費増税の影響等により業種別の回復がばらつくが、先行きは改善を見込む】

○「業況DI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ3.5ポイント悪化し▲10.3となった。業種別にみると、卸売業は+5.9ポイント、製造業は+0.3ポイント改善した一方、小売業は消費増税後の買い控えや天候不順により-12.4ポイント悪化し、業種別の回復はばらついている。来期の見通し(前年同期比・全業種)は、今期と比べ+12.0ポイントと大きく改善を見込んでいる。

○「売上DI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ1.2ポイント悪化し▲5.3となった。業種別では、卸売業は設備関連や高付加価値品の好調により+9.2ポイント改善したが、小売業は-13.0ポイントと大きく悪化し、回復が遅れている。来期の見通し(前年同期比・全業種)は、今期と比べ+13.2ポイントと大きく改善を見込んでいる。

○「採算DI」(今期水準、「黒字」と回答した企業-「赤字」と回答した企業の割合・全業種)は、前期と比べ1.4ポイント悪化し14.1となったものの、10期連続の黒字超を維持した。業種別では、製造業は原材料費や人件費上昇により-5.0ポイント悪化し、小売業は取扱商品の絞り込みや不採算店の閉鎖により+0.9ポイント改善した。

○「資金繰りDI」(前年同期比・全業種)は、前期と比べ1.9ポイント悪化し▲7.2、「民間金融機関の貸出姿勢DI」
(前年同期比・全業種)は、0.8ポイント改善し2.0となった。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 大矢・西村
TEL 03-3283-7643