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東商けいきょう集計結果(中小企業の景況感に関する調査)平成26年4~6月期

2014年6月25日
東京商工会議所
中小企業部

 東京商工会議所(三村明夫会頭)はこの度、中小企業の景況感をより正確に把握することを目的に、標記調査を実施しました。調査期間は、平成26年5月22日から6月1日まで、対象は東京23区の中小企業2,460社。調査はFAXおよび聴き取りで行い、回答数は964社(回答率39.2%)。

【 東京の景況は、消費増税の反動減等により悪化したものの、先行きは改善を見込む】

○「業況DI」(前年同期比・全業種)は、▲6.8と悪化(前回調査比-3.3ポイント)したものの、来期の見通し(前年同期比・全業種)については、調査開始以来最高の水準となる▲1.7(今回調査比+5.1ポイント)と大きく改善を見込んでいる。業種別の「業況DI」(前年同期比)をみると、消費増税前の駆込み需要の反動減、円安による仕入価格上昇や原材料価格上昇等により、製造業、卸売業、小売業、サービス業で悪化した。ただし建設業は、工事量の増加により、9.9(前回調査比+7.3ポイント)と改善した。

○「売上DI」(前年同期比・全業種)は、▲4.1と悪化(前回調査比-5.1ポイント)したが、来期の見通し(前年同期比・全業種)は、2.4(今回調査比+6.5ポイント)と大きく改善を見込んでいる。業種別の「売上DI」(前年同期比)をみると、小売業は▲25.4(前回調査比-12.0ポイント)、卸売業は▲13.7(前回調査比-17.5ポイント)と大幅に悪化した。一方、建設業とサービス業は改善し、それぞれ11.7(前回調査比+3.0ポイント)、▲0.3(前回調査比+0.5ポイント)となった。

○「採算DI」(今期水準、「黒字」と回答した企業-「赤字」と回答した企業の割合)は、卸売業が20.8(前回調査比+4.5ポイント)、サービス業が20.4(前回調査比+4.8ポイント)となり、全業種では、15.5とわずかながら改善(前回調査比+0.9ポイント)した。

○「資金繰りDI」(前年同期比・全業種)は、▲5.3(前回調査比+2.5ポイント)となった。「民間金融機関の貸出姿勢DI」(前年同期比・全業種)は、1.2(前回調査比±0.0ポイント)、今期水準は、0.3(前回調査比-0.8ポイント)とプラスを維持した。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 大矢・西村
TEL 03-3283-7643